若 草  72句

若草や草履の裏に塵もなし  正岡子規  寒山枯木

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
若草の手につんつんと力あり 稲畑汀子 ホトトギス 199904  
若草の衝撃的なデビューかな 山内崇弘 海程 199907  
疵癒えて若草を踏む夢の中 浮田胤子 ぐろっけ 200105  
若草のあはれ淡雪積らねど 林翔 200107  
若草の妻でありしが共白髪 島崎省三 200204  
野焼して明日の若草待つ牧場 岩崎憲二 京鹿子 200205  
若草に歩きそめたる子を下す 小山香月 酸漿 200206  
若草の中の一草種弾く 金山千鳥 酸漿 200206  
若草に馴染みて馬の親子かな 朝倉富次 酸漿 200207  
朝霧の晴れて若草食む羊 近藤きくえ 200209  
若草やどの児も同じ笑みをして 橋口寛子 遠嶺 200305  
弟子志願若草を踏み訪ね来る 山遊亭金太郎 百鳥 200305  
若草に迫りてとまる戦車かな 西本春水 あを 200305  
若草へ腓伸ばしてをりにけり 岩月優美子 200306  
若草や魚籠引き上げて水を切る 岡野俊治 遠嶺 200309  
若草やまだ鼻輪なき牧の牛 山崎ミチ子 帆船 200406  
バスが来て子ら放たるる若草野 木下節子 雲の峰 200406  
若草や雲の去来を暮るるまで 岩渕彰 遠嶺 200408  
若草を踏み柔軟を生きざまに 松本鷹根 京鹿子 200408  
若草に水微笑んでをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200604  
若草に牛の尾撥ねてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200604  
若草や子犬が鎖ひきずりて 関口房江 酸漿 200605  
摘みて来し若草風の匂ひする 佐藤よしい 風土 200606  
若草は匂ひ柩は担はれし 小澤克己 遠嶺 200607  
若草にいざなはるまま凭れ込む 森理和 あを 200608  
若草も躍るや童児追ひ追はれ 林翔 200803  
若草に鹿を放ちて南都かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200804  
若草に十六文の靴沈む 稲畑廣太郎 ホトトギス 200804  
若草のさやぎに吸はれゆく羽音 稲畑廣太郎 ホトトギス 200804  
若草や馬噺きて雲とばす 鈴鹿仁 京鹿子 200804  
若草を敷けば遠嶺はかがやきに 豊田都峰 京鹿子 200805  
若草に仮眠をさます遠銃声つつね 岩崎憲二 京鹿子 200805  
若草や幅いつぱいに川流れ 小阪喜美子 遠嶺 200807  
若草の杭方形に駅家跡 川崎光一郎 京鹿子 200807  
若草に居寝て希望天へ吐く 岩崎憲二 京鹿子 200807  
若草を食んで家鴨の細目かな 前川明子 200808  
古草も若草もなく山羊食めり 澤辺たけし 万象 200808  
若草や文学少女たりし日も 落合由季女 雨月 200808  
若草の丘のごとくに眉を引く 木下もと子 200905  
わが顔の高さの土手の若草よ 大坪景章 万象 200905  
若草へていねいに犬放ちけり 高橋芳子 火星 200906  
若草や小高き処くぢら山 森理和 あを 200906  
若草や寄り添ふ翁糸垂らす 森理和 あを 200906  
足火照るほど若草を踏みにけり 小林輝子 風土 200907  
ひれ伏して嗅ぐ若草の佳き匂ひ 高橋龍 200908  
若草や猫の往来に路できて 山田六甲 六花 201003  
老犬の顎を着けたる若草野 島内美佳 ぐろっけ 201006  
若草の香をやはらかに踏みゆきぬ 今橋眞理子 ホトトギス 201009  
たつぷりと濡れ若草も古草も 天谷翔子 火星 201105  
若草や触れてはならぬ狐塚 柴田志津子 201105  
屋上は若草育つエコ住い 中田寿子 ぐろっけ 201107  
若草にまろび息吹きにふるるまま 近藤きくえ 201107  
若草の萌えよ被災地覆ふまで 稻畑汀子 ホトトギス 201204  
若草に恵みの雨となりぬべし 稻畑汀子 ホトトギス 201204  
屈み見る若草の芽の触れがたし 四條進 201206  
若草や忍びてやはらかなる吐息 福永尚子 ろんど 201206  
若草の芳し風に伴走し 中井登喜子 201207  
深轍若草つんと立つてをり 原田達夫 201207  
曲水の跡若草の毛越寺 酒井秀郎 返り花 201211  
若草に鹿の尻尾の白きこと 鈴木阿久 201306  
若草やフォークソングを歌ひし日 西岡啓子 春燈 201307  
若草の野にひとすぢの死のかたち 上原重一 201404  
若草に塗れて馬の休みをり 溝渕弘志 六花 201407  
若草の萌ゆる大地に抱かれて 稲畑汀子 ホトトギス 201501 祝 黒川若子様御結婚
若草野午後の日射しに膝を抱く 豊田都峰 京鹿子 201506  
若草や像の虎女は十九歳 小林共代 風土 201506  
二円切手の兎跳ね出す若草野 北川孝子 京鹿子 201507  
若草を踏みたし西へ旅立てり 野村靹枝 京鹿子 201507  
若草やつぐみの走る国分寺 川越昭子 万象 201508  
若草に屈めば風の見ゆるかな 川口崇子 万象 201607  
若草や前方後円墳の丘 浜福惠 風土 201607  
若草やもう走らない縄電車 金子正道 京鹿子 201608  
若草に地図を広げて旅を練る 志方章子 六花 201706  
若草にまろびて雲のかろさかな 柴田昭子 雨月 201801  

 

2018年4月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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