漆 掻     17句

漆掻林の鳥の如くかな   松根東洋城

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ひとまづはかぶれてもみむ漆掻き 利根川博 銀化 200111
朝靄の尾根に日が射し漆掻き 中島正夫 対岸 200310
岩室に濁酒を封じ漆掻 竹内弘子 あを 200312
漆掻き関東平野一望す 須佐薫子 帆船 200409
白髪の歌ひながらの漆掻く 滝沢伊代次 万象 200505
漆掻き百本の幹生殺し 今瀬剛一 対岸 200509
漆掻く結城廃寺の瓦紋 玉川悠 遠嶺 200509
漆掻く帽子の鍔の漆艶 今瀬剛一 対岸 200509
漆掻く主峰は影を濃く立てり 今瀬剛一 対岸 200509
漆掻きつつ谷底へ沈むかな 今瀬剛一 対岸 200509
雲海の上にて今日の漆掻く 福井隆子 対岸 200510
覚悟ある幹に一刀漆掻く 石川敬子 対岸 200511
漆掻登校の子と峠路 滝沢伊代次 万象 200907
漆掻き男も鎌も古りにけり 今瀬一博 201401
疵つけて又疵つけて漆掻く 岩下芳子 201508
漆掻く六尺程の竹梯子 中川句寿夫 ここのもん 201705
皺ふかく笑みて小春の漆掻 大畑善昭 201801

 

2023年6月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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