海 亀 36句 海龜の哭く夜か白い汀は泛く 高島茂 冬日 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
海亀に沖よりの波尽きもせず | 品川鈴子 | ぐろっけ | 199907 |
海亀の波盛り上げて現はれし | 稲畑廣太郎 | 廣太郎句集 | 199912 |
闇あまた海亀が来て産卵す | 岡井省二 | 槐 | 200006 |
海亀産卵ともしびの明石浜 | 大野英美 | 風土 | 200011 |
海亀の塚いろかへぬ松近く | 市場基巳 | 槐 | 200202 |
海亀の卵をすする夜のほどろ | 仲原山帰来 | 草の花 | 200409 |
無口にて海亀の子は旅立つか | 天野きく江 | 槐 | 200410 |
海亀待つ砂浜大挙して清掃 | 仙石君子 | 雨月 | 200509 |
海亀がゆつくり七夕竹の上 | 佐藤喜孝 | あを | 200510 |
海亀の来るといふ浜冬ぬくし | 堀木基之 | 百鳥 | 200604 |
海亀に天与の涙ありにけり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 200605 |
海亀を待つ艀化場の砂新し | 水原春郎 | 馬醉木 | 200606 |
海亀の背に乗りたしや大南風 | 岡本まち子 | 馬醉木 | 200607 |
大海亀可愛らしい目夏ひざし | 木津左耶子 | ぐろっけ | 200711 |
大海亀裏がへる眼の淋しさは | 大島翠木 | 槐 | 200810 |
海亀の泪のあとや殻拾ふ | 河村泰子 | ぐろっけ | 200901 |
海亀のシテの如くに消えゆけり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201105 |
海亀のおのれひきずる砂の跡 | 遠藤真砂明 | 沖 | 201110 |
海亀の産卵待てり星流る | 橋本修平 | かさね | 201210 |
海亀の足跡残る砂熱し | 橋本修平 | かさね | 201210 |
産卵の海亀明けの不二仰ぐ | 延広禎一 | 槐 | 201311 |
ぬめぬめと大海亀の上陸す | 瀬川公馨 | 槐 | 201312 |
海亀の渚は暗し星流る | 藤原冬人 | 火星 | 201412 |
海亀の未来残して波に消ゆ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201605 |
海亀の浜と名付けてただ広し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201605 |
春宵の湾に海亀浮かびをり | 橋本順子 | 槐 | 201606 |
海亀の行き来の跡の波に消ゆ | 橋本くに彦 | ホトトギス | 201609 |
海亀の産卵粛と星の影 | 橋場美篶 | 末黒野 | 201610 |
海亀の卵保護中秋の浜 | 都築繁子 | 集 | 201811 |
秋の海海亀の孵化見張る小屋 | 田中藤穂 | 集 | 201811 |
海亀の孵化まで見守る秋の浜 | 植木やす子 | 集 | 201811 |
海亀や浦島姓の多き里 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201905 |
海亀の泪竜宮見て来し目 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201905 |
海亀の殻越えてゆく土佐の海 | 江見巌 | 六花 | 201909 |
海亀の鰭にあるタグ水温む | 辻美奈子 | 沖 | 202005 |
月涼し今宵海亀の産卵 | 波戸辺のばら | 瓔 | 202009 |
2021年6月12日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。