中 元    24句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
中元や娘夫婦が訪ね来し 篠田三七子 いろり 200010
中元と引越の荷の修羅場かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200201
中元のワイン夕食賑はひぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200208
追伸に無事定年と御中元 田所敏子 帆船 200209
中元に節酒の誓ひゆらぎけり 大久保白村 ホトトギス 200212
中元に目を覚まされて世間かな 谷口和子 ホトトギス 200212
中元や父より継ぎし女弟子 大久保白村 ホトトギス 200212
卒寿弟子古稀の師匠へお中元 大久保白村 ホトトギス 200212
中元やあの世この世に義理ありて 八木葉子 酸漿 200309
中元に添へて届きしチヨコレート 萬条ハマヨ 帆船 200310
生物といふ中元に戦けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608
中元にデパート揺れてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608
宅配といふ中元の右往左往 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608
学ぶとは賜はる中元包みにも 丸山佳子 京鹿子 200610
中元のビール券とは心憎く 二村蘭秋 雨月 200612
中元の口上ながき老婆かな 滝沢伊代次 万象 200708
野分中元軍港へゆくところ 岡田荘一 炎環 200812
雨ニモ風ニモ負ケズ中元モ来ズ 添田勝夫 炎環 200909
中元のお礼の電話東北弁 向江醇子 ぐろっけ 201311
中元の重さにこもるこころざし 竹下陶子 ホトトギス 201501
ふるさとを捨てし友よりお中元 福島せいぎ 万象 201511
お中元蟹歩きして通りたる 加藤みき 201610
おもむろに風呂敷解いてお中元 橋本くに彦 ホトトギス 201611
中元の賑はひ遠し定年後 増田裕司 やぶれ傘 201911

 

2022年8月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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