丁 字 22句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
二回目の退職丁字香の高し | 西岡ふみ江 | 堤月 | 199805 |
丁字咲き源民絵巻を蔵す邸 | 大橋敦子 | 雨月 | 199805 |
錠前の朽ちし土蔵や丁字咲く | 内藤三男 | ぐろっけ | 200307 |
一言も告げず丁字の闇に佇つ | 上田繁 | 遠嶺 | 200307 |
月のなき闇にふくるる丁字の香 | 中村重雄 | 百鳥 | 200406 |
出る杭は打たれる丁字香をながす | 堀内一郎 | あを | 200603 |
早咲きの丁字ほめ合ふ雨の中 | 中上照代 | 火星 | 200605 |
わが庭に咲きて伏屋の秋丁字 | 阿部ひろし | 酸漿 | 200611 |
控え目に咲いて丁字の薫りけり | 遠藤実 | あをかき | 200804 |
人憶ふ極まりに青丁子かな | 岡本眸 | 朝 | 200904 |
喪ごころのほつほつ解れ丁字の香 | 半澤正子 | 馬醉木 | 200906 |
筆立に筆の無きとき丁字の香 | 八田木枯 | 晩紅 | 200908 |
角伐会縄と丁字に勢子攻むる | 室伏みどり | 雨月 | 201012 |
母の住む黄泉にもかよへ丁字の香 | 成瀬櫻桃子 | 櫻桃子選集 | 201105 |
むらさきの夜のとばりや丁字の香 | 大橋伊佐子 | 末黒野 | 201207 |
うす紙に丁子のにほふ秋の昼 | 蘭定かず子 | 火星 | 201212 |
丁字の香風の起伏に素直なる | 涌羅由美 | ホトトギス | 201408 |
丁字の香ほどけ明日へとつながりぬ | 涌羅由美 | ホトトギス | 201408 |
茅葺きの山門潜り丁字の香 | 中野久雄 | 末黒野 | 201507 |
四つ目垣の竹の青さや丁字の香 | 大川暉美 | 末黒野 | 201707 |
丁字の香残し売家となりにけり | 浅田光代 | 風土 | 202006 |
暮れ残る空の青さや丁字の香 | 池乗恵美子 | やぶれ傘 | 202207 |
2023年3月12日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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