茶 山    18句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
二番茶に間ある茶山の縞模様 能村登四郎 芒種 199911
老鶯や茶山をのぼる朝の靄 朝妻力 俳句通信 200007
微雨を帯び摘まるるを待つ茶山かな 和田祥子 馬酔木 200107
丸刈りも角刈りもある茶山かな 前田達江 200110
茶山の畝太り小綬鶏鳴き交す 勝又寿ゞ子 200205
頂上で泣いてゐたりぬ茶山時 佐藤真次 200205
修復の地蔵を囲む茶山かな 羽根田和子 百鳥 200208
摘み残す芽の抽んづる茶山かな 落合絹代 雨月 200309
芽立ちたる茶山巡りて葬の列 海野みち子 万象 200509
膨らみて茶山明るくなりにけり 西谷良樹 春燈 200601
茶山より降りはじめたる蕗の雨 高塚診次 200708
ゆらゆらり浅黄まだらは茶山越ゆ 大坪景章 万象 200710
三角の富士をそびらに茶山かな 鷹羽狩行 200805
朝日さす茶山の裾を春の猫 山尾玉藻 火星 201004
炎帝の二番茶山の匂ひかな 大坪あきら 万象 201211
溜池を斜にながむる茶山かな 大石恵子 201809
真正面の富士の聳ゆる茶山かな 池上昌子 京鹿子 202008
あかときの茶山に焚ける霜くすべ 増成栗人 202101

 

2022年3月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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