露時雨    52 句

門前や一本槙の露時雨    松瀬青々

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
山住の音なき音に露しぐれ 山田弘子 「春節」 199503  
カーナビにて着きし立待岬露時雨 渡辺美知子 199811  
庭に下り立てば忽ち露しぐれ 稲畑汀子 ホトトギス 200008  
旅の荷の又ふえしこと露しぐれ 稲畑汀子 ホトトギス 200009  
日の暮の風死して露時雨かな 佐土井智津子 ホトトギス 200104  
露しぐれ夫亡き朝の明けてゆく 山田弘子 円虹 200111  
石仏の目より零るる露しぐれ 齋藤幸子 酸漿 200204  
谿深く水地師の里や露しぐれ 立脇操 雲の峰 200211  
夜明けゆく湿原の音露しぐれ 河野美奇 ホトトギス 200302  
渡りたる風の篁露しぐれ 稲畑汀子 ホトトギス 200310  
明け初むる牧や樺の露しぐれ 小宮山勇 遠嶺 200312  
澄みきつて夜空の青し露時雨 長沼三津夫 200401  
露しぐれ抜けて青空匂ふ街 辻口静夫 ホトトギス 200403  
爪弾の浄瑠璃に和す露しぐれ 安西静 帆船 200404  
快晴の朝のはじまる露時雨 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
草踏んですでに香のなき露しぐれ 岡本眸 200411  
大人には大人の泣き癖露時雨 尾堂Y 河鹿 200412  
一山を寺となしたる露しぐれ 久保東海司 200501  
火の國の曠野へ残す露しぐれ 鈴鹿仁 京鹿子 200511 笠間圭子様追悼
やや遅き帰りのつづく露しぐれ 藤井昌治 200512  
朝の日のとどきはじめし露時雨 安原葉 ホトトギス 200602  
露しぐれ狐ゐるかや狐穴 芝尚子 あを 200611  
店蔵にねむる甲冑露時雨 西山浅彦 春燈 200612  
大絵馬の船のうすれし露しぐれ 高橋千美 京鹿子 200701  
露しぐれ百目蝋燭ぐらり揺れ 鈴鹿けい子 京鹿子 200701  
露時雨孕みし牛の身を寄する 佐藤哲 万象 200702  
露時雨笹に埋もれし馬子の径 那須亮子 万象 200702  
高々と土塁古りたる露時雨 日置榮子 200702  
露時雨昼を灯して式部の間 吉田政江 200801  
魚霊碑の供華は野の花露しぐれ 内山花葉 200803  
橅の木に耳あててみる露しぐれ 梅原幸子 遠嶺 200901  
露しぐれ立看板をつたひけり 藤原春子 六花 200902  
天界に血脈絶えぬ露時雨 平賀扶人 馬醉木 200911  
経石の参道踏むや露しぐれ 鈴木靜静恵 春燈 200912 雲洞庵
不意と謂ふ雲の流れや露しぐれ 鈴鹿仁 京鹿子 200912 系露忌
露しぐれ鼻の先より深い海 鎌田悟朗 ろんど 201001  
飛石はひとりの広さ露時雨 辻井ミナミ 末黒野 201001  
露時雨もう一度呼ぶちよさんと 吉田政江 201101 悼 高橋ちよ様
露しぐれ波長の合はぬふたりかな 倉持梨恵 201102  
犬吠えて竹林にはかに露しぐれ 布川直幸 201210  
露しぐれ払うて疾駆の犬となり 布川直幸 201210  
露時雨犬の身震ひしきりなり 白石正躬 やぶれ傘 201302  
面影はあの日のままに露しぐれ 鷺山珀眉 京鹿子 201302  
帰り来てほっと一息露しぐれ 宮越久子 201401  
露時雨靴紐かたく旅に出づ 三輪慶子 ぐろっけ 201402  
峠まで言葉少なに露時雨 成田美代 201512  
野の彩の滲みやすくて露時雨 木暮陶句郎 ホトトギス 201603  
露しぐれ裏径通り来たる靴 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
歳月や廃鉱坑道露時雨 岡田桃子 201701  
祈(ね)ぎ事の沁み込む社露時雨 有松洋子 201702  
宮様の御逝去悼み露しぐれ 稲畑汀子 ホトトギス 201710  
露しぐれ鏡の中の小宇宙 本多俊子 201811  

 

2018年11月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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