筒 鳥   84句

筒鳥の筒打ちかへす羅臼岳   上村占魚

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
筒鳥に励まされゆく峠かな 大橋淳一 雨月 199909  
筒鳥の筒うつ音の嶺々わたる 大橋淳一 雨月 199909  
筒鳥の遠音大山明けそむる 樺山翠 雨月 199909  
雨に待つ英彦の筒鳥聞かまほし 下田水心子 円虹 199911  
筒鳥に呼ばれ迷ひ子めく日暮れ 豊田都峰 京鹿子 199912  
筒鳥に明けて磐梯霧深し 水原春郎 馬醉木 200007  
筒鳥や仏でありし石の群 永田二三子 酸漿 200008  
はろかなる筒鳥の声峠ゆく 大橋淳一 雨月 200009  
筒鳥や砂洲きよらかに梓川 鷹羽狩行 200012  
筒鳥や泣き込み寺の縁に座し 中川晴美 俳句通信 200107  
筒鳥とけらの交響青比叡 鈴鹿野風呂 京鹿子 200202  
まぎれなき筒鳥の声をちの声 林翔 馬醉木 200208  
筒鳥や独立標高点現るる 渡辺立男 馬醉木 200209  
靄の底より筒鳥の声低し 於久昭臣 雲の峰 200209  
筒鳥の筒打ち鳴らす宮の森 菅谷弘子 雨月 200209  
筒鳥の小さき木霊や磨崖仏 渡辺政子 雲の峰 200211  
筒鳥のこゑに背中を叩かれし 柴田佐知子 200307  
ふところの深き山にて筒鳥啼けり 北原東洋男 200308  
筒鳥の鼓うつ音遥かにも 大橋淳一 雨月 200309  
筒鳥や連なる嶺は霧の中 大橋淳一 雨月 200309  
筒鳥や空なき杉の古参道 夏目満子 酸漿 200309  
筒鳥の声幽谷に溶け込めり 渕江千代 酸漿 200310  
筒鳥や方程式にのめり込み 筏愛子 200310  
筒鳥や山中に座す石仏 城戸愛子 酸漿 200406  
筒鳥や朝日透き入るログハウス 中村翠湖 馬醉木 200407  
筒鳥や幽きに後醍醐天皇陵 関根洋子 風土 200407  
筒鳥や版木積みある堂長し 山本耀子 火星 200408  
筒鳥や木の香ごもりに仏彫る 清水節子 馬醉木 200409  
筒鳥や索道に吊る大丸太 平賀扶人 馬醉木 200409  
揺るる木に筒鳥声を残しけり 清水和子 酸漿 200409  
霧ふかく筒鳥こもる音と知れ 市場基巳 200410  
童話集膝に筒鳥はるかなる 湯浅夏以 遠嶺 200410  
筒鳥鳴くこの地にもある駒ヶ岳 片桐まこと 200410  
筒鳥や荘の薪棚弛びそめ 岡田貞峰 馬醉木 200508  
筒鳥に起きよ起きよと囃さるる 指尾直子 雨月 200508  
筒鳥の啼きつつ山の暮れにけり 関根義行 対岸 200509  
筒鳥や炭焼窯のくづれゐて 清水和子 酸漿 200509  
山刀伐峠筒鳥ひびく木々太き 三宅句生 馬醉木 200510  
筒鳥や瀬の音遠くなりゆけば 金居欽一 万象 200608  
筒鳥を聞きゐるのみの村さやか 市場基巳 200610  
筒鳥のこだま返しに空の青 相沢有理子 風土 200707  
筒鳥や靄立つ嶺々の深きより 大橋淳一 雨月 200707  
山里の幽玄深め筒鳥鳴けり 坂北濤 200708  
筒鳥に深山暮しを愉しめり 坂北濤 200708  
筒鳥や別れの兄の指の冷え 加瀬美代子 200708  
筒鳥を見上げて空の青きこと 河原倫子 200709  
筒鳥や森の静寂深まれる 伊藤稔代 200710  
筒鳥や空白多き牧日記 中村風信子 馬醉木 200808  
筒鳥や子に聞かせたきときに鳴く 城戸愛子 酸漿 200808  
雨こぼれ牧の筒鳥首かしぐ 品川鈴子 ぐろっけ 200808  
筒鳥や祖国の吾子今帰り道 伊吹之博 京鹿子 200809  
筒鳥や苔をまとひし五輪塔 乙訓淑子 炎環 200809  
筒鳥や登山者の鈴遠ざかり 白石正躬 やぶれ傘 200809  
筒鳥の声に遠離の思ひあり 橋本榮治 馬醉木 200810  
筒鳥の遠し雲居の立石寺 山本雅子 馬醉木 200810  
筒鳥や日暮は深き森の息 丹羽啓子 馬醉木 200901  
筒鳥の幽かな声も暮れむとす 海上俊臣 酸漿 200908  
筒鳥の問遠に湿布貼り替へぬ 相沢有理子 風土 200908  
筒鳥や雨あがりたる裏高尾 石原光徳 酸漿 200909  
筒鳥や気付け薬の猿梨酒 山田春生 万象 201006  
筒鳥の声息切れの吾を追ふ 武田ともこ ぐろっけ 201009  
筒鳥やかな文字美しきデウスの書 山田美恵子 火星 201010  
筒鳥に韻きあふ岳屹立す 伊藤希眸 京鹿子 201101  
近く鳴く筒鳥のあり人来る 山田孝枝 酸漿 201107  
立ちどまり聞く筒鳥のはるかかな 大橋伊佐子 末黒野 201108  
筒鳥や昼餉は山毛欅の根方にて 白石正躬 やぶれ傘 201109  
筒鳥に押され岩場を攀ぢりけり 松原悦子 万象 201111  
筒鳥の声山門に入りてより 塩路隆子 201207  
筒鳥や山峡に雲立ち込めて 藤井美晴 やぶれ傘 201207  
筒鳥の谺惜しみて鳴きにけり 原友子 201209  
筒鳥の筋惜しみて鳴きにけり 原友子 201210  
筒鳥や朝一番の杉に和す 田中貞雄 田中貞雄自註句集 201301  
筒鳥の近くて遠し尾根縦走 林紀夫 春燈 201310  
銀瓶や筒鳥遠く湯の沸ける 岡田桃子 201407  
筒鳥のほほほ父母恋しけり 岡田桃子 201408  
筒鳥の声に耳貸す山毛欅の森 中野久雄 末黒野 201408  
筒鳥や堂の跡てふ分岐点 伊藤ふみ 馬醉木 201408  
筒鳥の声渡りくる山湖かな 森清堯 末黒野 201410  
筒鳥を通りぬけたる峠かな 箕輪カオル 201508  
筒鳥の呼び音途切れず雨催 井上石動 あを 201509  
筒鳥に目覚めてをりぬ昨日けふ 園部蕗郷 春燈 201708  
筒鳥に目覚めて畑へ行く時刻 園部蕗郷 春燈 201708  
筒鳥や森林浴の谿へだて 池元道雄 馬醉木 201709  
筒鳥の餌や渓の水光り 吉田きみえ 末黒野 201711  

 

2018年6月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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