釣鐘草    22句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
釣鐘草風がやさしく覗き過ぐ 橋本佐智 円虹 199909
朝空に釣鐘草をゆわえけり 星野早苗 空のさえずる 200002
釣鐘草母を迎へる春坂路 北原東洋男 200009
渓声は母のこゑかも釣鐘草 高橋邦夫 風土 200109
くしゃくしゃに釣鐘草の萎えたりや 大橋敦子 雨月 200307
昼近き影の垂れゐる釣鐘草 今里満子 火星 200408
釣鐘草咲いても咲いても母ゐまさず 市堀玉宗 栴檀 200409
雨しづく漏刻めきぬ釣鐘草 堀田政弘 200409
雨の後釣鐘草の艶増しぬ 早矢仕元 栴檀 200511
思案尽き釣鐘草の目に重し 雨宮一路 200608
釣鐘草ゆれて夕べのチャイム鳴る 設楽唱子 酸漿 200709
かはるがはる蜂吐出して釣鐘草 福盛悦子 雨月 200811
切通し抜けて風来る釣鐘草 加藤克 200811
雲去りし嶺を真横に釣鐘草 松井洋子 ぐろっけ 201110
虫たちの尻はまんまる釣鐘草 浅沼久男 201110
ゆるやかに日暮きてをり釣鐘草 中山皓雪 201508
釣鐘草束ねて野良の土産とす千葉 田村初枝 春燈 201608
頂上へなだかにして釣鐘草 長崎桂子 あを 202010
釣鐘草夕闇呼びて離さざる 荒井千瑳子 202108
釣鐘草小さき風の拠り所 石橋みどり 202108
釣鐘草事なき今日の鐘を打つ 長尾タイ 末黒野 202109
富士五合釣鐘草と下界見る 七郎衛門吉保 あを 202210

 

2023年5月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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