月夜茸     59句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
月夜茸塩瀬の帶の干してあり 竹内悦子 199812  
泥眼の面テ濡れをり月夜茸 延広禎一 199902  
乾びたる唇ありし月夜茸 延広禎一 199903  
飛火野のはづれに踏みし月夜茸 夏秋明子 火星 200001  
眉間にて 呼吸 いき をしてをる月夜茸 岡井省二 200010  
をんな笑うたをとこ何した月夜茸 男波弘志 200012  
痩せ山の月を頼みの月夜茸 岡崎るり子 銀化 200012  
倒木の余命にすがり月夜茸 村上沙央 200112  
戸隠の昼は短し月夜茸 宮原みさを 花月亭 200208  
鍵穴にはまるカギもち月夜茸 丸井巴水 京鹿子 200210  
月夜茸群れて二胡の音ありにける 延広禎一 200301  
杣道のなくなつてをり月夜茸 須佐薫子 帆船 200310  
月夜茸大振袖を縫ひすすむ 雨村敏子 200401  
月夜茸を鎧ひし橅の 空洞 うつろ かな 延広禎一 200401  
神隠し伝はる村や月夜茸 和田照子 200402  
大壺の底の暗がり月夜茸 雨村敏子 200410  
崖際の狐の穴や月夜茸 長田秋男 酸漿 200411  
月夜茸叺の耳の尖りたる 延広禎一 200501  
月夜茸熊野古道の石畳 石脇みはる 200501  
淋しさに笑ひだしたる月夜茸 河内桜人 京鹿子 200502  
白象もそのうち来るよ月夜茸 高橋将夫 星の渦 200507  
木魂らとあそびて月夜茸殖ゆる 須田紅三郎 200510  
月夜茸好奇の顔に囲まるる 宮脇ちづる 200512  
解らうとすれば深みへ月夜茸 高倉和子 200601  
月夜茸笑つてゐたる喉仏 鈴木勢津子 200611  
人気なく滅ぶ里山月夜茸 中川芳子 200612  
父祖の血の今なほ光る月夜茸 西山浅彦 春燈 200612  
日中は普通の茸月夜茸 貝森光洋 六花 200702  
月夜茸斥候兵は消えしまま 宇都宮滴水 京鹿子 200711  
一族の滅ぶ狭間の月夜茸 丸井巴水 京鹿子 200801  
大寺に近くまほらの月夜茸 助口弘子 火星 200802  
大寺の鴟尾見て育ち月夜茸 夏秋明子 船団 200803  
水底をぞろぞろ歩く月夜茸 久津見風牛 200811  
月夜茸会ふ人のみな謎めいて 浜田はるみ 遠嶺 200901  
年浅し女形なりけり月夜茸 中貞子 200902  
連れ立ちて森の探険月夜茸 北尾章郎 200911  
連れ立つて杜の探険月夜茸 北尾章郎 200912  
精霊の青き夢みる月夜茸 近藤喜子 201001  
もの思ふとき月夜茸に突きあたる 本多俊子 201001  
月夜茸城址朽木に眠りをり 安立公彦 春燈 201101  
酒強きをんな大見得月夜茸 竹中一花 201112  
月夜茸不思議の国に紛れ込む 間島あきら 風土 201202  
目の前にありて流離や月夜茸 安田優歌 京鹿子 201208  
月夜茸しこたま取つて捨てる破目 大畑善昭 201212  
ひかりては何も語らず月夜茸 寺田すず江 201301  
月夜茸迷はし神に迷はされ 栗栖恵通子 201301  
裂けば水噴く白神の月夜茸 甲州千草 201301  
旨酒の山の響きを月夜茸 柳川晋 201301  
昏れのこる古木の高さ月夜茸 成田美代 201301  
月夜茸われの海馬も光る頃 近藤喜子 201312  
魑魅来て灯してゆけり月夜茸 熊川暁子 201401  
山中に妖術ありし月夜茸 宮崎高根 201402  
ひつそりと朽木はなやぐ月夜茸 近藤喜子 201601  
謝ればどれだけ楽に月夜茸 コ田千鶴子 馬醉木 201612  
月夜茸紅天狗茸西鶴忌 雨村敏子 201801  
幻影か彼方に光る月夜茸 岩月優美子 201801  
大江山鬼の育てし月夜茸 成瀬櫻桃子 春燈 201804 「素心以後」
月夜茸一世ををどりつくさねば 井上菜摘子 京鹿子 201812  
おめざめですか最上級の月夜茸 辻水音 201812  

 

2019年9月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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