接 木       43句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
紐の端探してをりぬ接木かな 南出律子 199806  
接木して仮の名を二十一世紀 林菊枝 199901  
師系とはすなはち詩系接木せる 水内慶太 銀化 199905  
ふと齢忘れてゐたり接木して 能村登四郎 芒種 199911  
接木して接木の形となりにけり 岡本高明 200004  
通りがかりの誰も見てゆく接木かな 山尾玉藻 火星 200005  
接木して心もとなきこのナイフ 直江裕子 京鹿子 200009  
柿生るや父に習ひし接木あと 両角平 200101  
接木といふ木苗植うる日誕生日 小畑翠光 京鹿子 200103  
薬飲む接木されたる梅の前 加藤真起子 火星 200105  
ものぐさの美田のこさず接木せず 黒田貴勢 京鹿子 200111  
物指しの登ってゆきし接木山 飯塚ゑ子 火星 200206  
エネルギー分けてほしくて接木せり 片山タケ子 200305  
接木してかなしき晩もよく眠る 篁李月 銀化 200305  
接木して大慈大悲の明日かな 伊藤希眸 京鹿子 200407  
接木して祖父の指など思ひ出す あさなが捷 200408  
接木してけじめの付きし影となる 宇都宮滴水 京鹿子 200505  
父が母を呼んでゐたりし接木かな 丸山照子 火星 200506  
坂がかりに接木苗売る馬篭宿 村上留美子 火星 200506  
夫の背に日の当りゐる接木かな 横田初美 春燈 200605  
接木せむかなしきことをふやすやも 豊田都峰 京鹿子 200606  
接木せし父が眼鏡を探しをり 杉浦典子 火星 200607  
纐帯のごとく巻かれて接木かな 山口速 200607  
接木せし十年の牡丹咲きにけり 横田初美 春燈 200607  
接木する隠語愉しむごとくにて 小形さとる 200807  
接木して晩節全うするごとし 伊藤白潮 200811 『ちろりに過ぐる』
接木せし夜の父なりよそよそし 城孝子 火星 200908  
接木せし痕の消えゆくしだれ梅 星原悦子 200908  
柿接木したる大廈の疏水べり 渡辺数子 火星 200908  
接木の穂すぱつと鋭く削る音 渡部磐空 201004  
接木でも挿し木でもよし残るなら 高橋将夫 201205  
若枝の力信じて柿接木 遠藤真砂明 201205  
偉丈夫で優しき人よ接木せり 能村研三 201205  
我にまだ気迫の血潮接木せり 岡澤田鶴 201207  
四苦八苦して上出来の接木かな 安居正浩 201306  
卒寿なる余生の為に接木せり 藤田宣子 ぐろっけ 201307  
回診のごと傷をみる接木かな 山口ひろよ 201402  
老いて子に伝授するもの接木術 佐藤山人 201606  
隣家のりんごの接木はよ終り 千葉惠美子 末黒野 201606  
誠実な台木を選び接木せり 高橋将夫 201607  
無防備な背後のままに接木せり 能村研三 201704  
接木終へはや一木となつてゐし 高橋将夫 201707  
梅の木に接木をされて桃笑ふ 高橋将夫 201707  

 

2018年4月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。