栃の花   92句

耳羽うごくかに橡の花青き日を   高島茂   俳句研究

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
橡の花露月旧居の黒き戸に 松崎鉄之介 199808  
開拓の地の力見ゆ橡の花 堀田清江 雨月 199901  
奥伊予の空の狭さよ栃の花 麻生當子 199909  
橡の花山のはるかに長女次女 館林志津子 俳句通信 199909  
花の鉾すべて天指す橡の花 岡田ン太雄 雨月 200006  
栃咲けり山高帽のある館 中村洋子 風土 200008  
山人を力づけむと橡咲くや 村越化石 200008  
「トチノキ」に橡の花咲く植物園 佐藤真次 200008  
自転車のをみな先生橡咲けり 朝妻力 俳句通信 200106  
栃咲いて一樹の燭架かぞふべし 阿部ひろし 酸漿 200107  
カルデラへ向ふトロツコ橡の花 北吉裕子 俳句通信 200107  
橡咲くや刻を告げゐる童唄 深川知子 春耕 200107  
栃の花仰げり露月生家訪ひ 宮津昭彦 200108 女女鬼
風に揺る橡の花房南谷 皆川盤水 春耕 200207  
ひそやかに小流れめぐる栃の花 高村洋子 遠嶺 200208  
橡の花師に逢うたるはこのあたり 谷村幸子 200208  
栃咲いて昔ごころを灯しけり 坂田富佐雄 200208  
誰も仰ぐ花くれなゐの橡並木 沢田邦子 200210  
雨溜めて空の下りくる橡の花 松岡隆子 200307  
橡の花昔の人はよく歩き 高倉恵美子 200308  
息止めてCT像影栃の花 筒井妥朶 200308  
栃咲くや飛沫浴びゐる不動尊 森木久美 雲の峯 200308  
橡の花こぼるる樹下を去りがたし 大塚鈴子 雨月 200308  
橡の花の美しきを言うて旅いゆく 大塚鈴子 雨月 200308  
暮れ残る峠の口に栃の花 波多野葉子 200310  
栃の花さびしき鬼が人家まで 柴田佐知子 200310  
鉄塔に雲溜まりだす橡の花 生方ふよう 200401  
堂々と咲く栃一樹峡深し 川原典子 酸漿 200405  
勅願寺址のしづけさ橡の花 青山悠 200408  
足元に冷えの来てゐる栃の花 堀義志郎 火星 200408  
栃咲くやビルに大学喫茶室 布施まさ子 風土 200408  
栃咲くや小学校に大手門 神蔵器 風土 200507  
橡咲くや赤き煉瓦の裁判所 木暮剛平 万象 200508  
森抜くる一両電車栃の花 大坪景章 万象 200508  
橡咲くや停車短き飯山線 田中明子 万象 200508  
栃咲いて恵日寺前に蜂を飼ふ 佐藤俊子 200508  
皇室に所縁の牧場橡の花 鈴木石花 風土 200508  
森青く蔵してゐたる橡の花 里中章子 200508  
鮮かに懸巣あらはれ栃の花 瀧春一 常念 200606 白骨へ
くらみゆく噴火の天に栃の花 瀧春一 常念 200606 はからずも淺間山の爆發に遇ふ
みちのくの地図広げをり橡の花 植木戴子 200608  
栃咲けり天に祈りの燭かかげ 沢聰 馬醉木 200609  
橡の花咲かせて白き外務省 阿部正枝 遠嶺 200609  
橡の花開きて妻の誕生日 白川敏彦 遠嶺 200609  
橡の花なんだかんだと来てしまふ 高橋澄子 200609  
淡き影重ねてをりし橡の花 小林正史 200609  
橡咲いて見知らぬ街のレストラン 田中敦子 200609  
栃の花真つ直ぐ天を見上げ咲く 劔持和子 酸漿 200610  
栃咲けり復原住居の煙出し 中村洋子 風土 200708  
栃の花咲けば記憶の中の道 稲畑汀子 ホトトギス 200805  
谿空に孤高の彩を橡の花 邑橋節夫 菊揃へ 200806  
橡咲けり校舎へ続く丘の道 川合八重子 酸漿 200808  
大いなる栃の一樹に花咲けり 池田いつ子 酸漿 200808  
木の股に花蘂零す栃の花 渡邊孝彦 やぶれ傘 200808  
栃咲いて白瀬落ちゆく照葉峡 手島靖一 馬醉木 200809  
栃の花蝮注意の立看板 吉成美代子 あを 200907  
釣竿の放物線や橡の花 片岡啓子 遠嶺 200908  
森深く燭光白し栃の花 田野倉和世 酸漿 200908  
栃の花頭上に掲げ退院す 岩本里美 200910  
橡の花隆々風に乱れなく 大橋晄 雨月 201008  
巫女が振る鈴の様なり栃の花 坂根宏子 201009  
栃の花老いて多弁の番所守 鈴木千恵子 万象 201009  
橡の花まとはり咲きてこぼれ易 稲岡長 ホトトギス 201010  
耐へ抜きし橡の一花や実となりぬ 稲岡長 ホトトギス 201010  
街囲む古き城壁橡咲けり 伊藤一枝 酸漿 201101  
天辺は県境にして栃の花 浜福惠 風土 201107  
妙高の山懐や橡の花 大渕豊子 酸漿 201107  
公園のピエロに栃の花垂るる 藤井美晴 やぶれ傘 201108  
橡の花烏食ひたる跡ならむ 稲岡長 ホトトギス 201109  
山の上ホテル間近き橡の花 森田尚宏 201109  
行列のウィーンのカフェや栃の花 長濱順子 201110 オーストリ キア
天王山登りきつたり栃の花 中山良子 末黒野 201110  
橡餅を食べつつ橡の花仰ぐ 伊藤純子 201208  
索道の人の危ふさ栃の花 鈴木庸子 風土 201208  
三度目にその名云ひあて栃の花 森田尚宏 201209  
法界へ届けとばかり橡の花 前田美恵子 201210  
暁の空へと咲けり橡の花 廣瀬雅男 やぶれ傘 201210  
信者なき神は滅びて橡の花 柴田佐知子 201210  
湖といふ大景絞り栃の花 稲畑汀子 ホトトギス 201505  
栃は突く櫻は触るる花芽どき 大坪景章 万象 201506  
栃咲けり墓石のみなる木地師村 鈴木漱玉 馬醉木 201508  
栃の花見に来て黐を見て帰る 藤井美晴 やぶれ傘 201509  
蔵町の窓開け放ち栃の花 萩庭一幹 馬醉木 201608  
橡の花懸け造りより見下ろせり 升田ヤス子 六花 201608  
橡の花底のつながる池と池 高橋道子 201609 忍野八海方面
橡の花大黒柱平手打つ 荒木甫 201609  
せまりくる空の青さや橡の花 小嶋紘一 末黒野 201610  
三番叟の舞始まりぬ栃の花 奥田茶々 風土 201708  
青空を正面にして橡の花 大坪景章 万象 201708  
三番叟の舞始まりぬ栃の花 奥田茶々 風土 201708  
青空を正面にして橡の花 大坪景章 万象 201708  
単線の鉄橋長し栃の花 森清信子 末黒野 201810  

 

2019年5月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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