年の始  11句

新しき年の始めにかくしこそ千年をかねてたのしきを積め  万葉集


作品
作者
掲載誌
掲載年月
ふたりして年の初めの海を見に 橋場千舟 船団 200106
この湖に立ちて今年の始まりぬ 佐野幸子 百鳥 200204
雪に印す年の始めの己が影 村越化石 200603
ビルの上年の始めの眉の月 江崎和子 栴檀 200605
あらたまの年のはじめの声は鶏 鷹羽狩行 200702
あらたまの年のはじめに『はなひ草』 鷹羽狩行 200801
新しき年の始まる空の銀 柳生千枝子 火星 200803
一句集繙く年の始かな 稲畑汀子 ホトトギス 200811
蝋梅の年の始を香りけり 中緒和子 酸漿 200904
又同じ年の始と思ひつつ 稲畑汀子 ホトトギス 201611
佳き年の始まる予感蕗の薹 池田葉子 春燈 201905

 

2023年1月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。