とりかぶと      78句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
とりかぶと色を尽せば水が鳴り 川上弥生 199809  
鳥頭庭にひっそりありにけり 松沢久子 いろり 199911  
われありといふかたちして鳥兜 遠藤若狭男 199912  
脳天に赫ッと日の差す鳥頭 小形さとる 200001  
鳥兜破れかぶれの高慢さ 尾上有紀子 わがまま 200002  
わけ入りし足柄古道鳥兜 田中藤穂 水瓶座 200002  
鳥兜遙かな小舟動かざる 稲辺美津 夏椿 200007  
鳥兜挿しある部屋の開けてあり 城孝子 火星 200012  
御嶽山百草丸のとりかぶと 能勢京子 船団 200103  
鳥頭二の沢の香のやや違ふ 岡井省二 200106  
半分減りゐし鳥兜の瓶の水 山尾玉藻 火星 200107  
三光鳥頭上離れず鳴きにけり 田中きよ子 酸漿 200110  
鳥兜虻が出入りしてゐたり 竹内悦子 200111  
ふらふらと鳥兜より大き虻 西村しげ子 雨月 200112  
鳥兜やまとたけるの荒いぶき 佐々木峻 船団 200202  
鳥頭二つの顔を持ちにけり 中田征二 ぐろっけ 200202  
百千鳥頭上過ぐとき声のなし 高尾豊子 火星 200206  
とりかぶとゆつたり育つ滝のそば 高木晶子 京鹿子 200210  
憂きことの二つや三つ鳥兜 戸村よねこ 遠嶺 200211  
山の子の足の強さよ鳥兜 井口ふみ緒 風土 200301  
一語もて一人を殺む鳥兜 平田倫子 百鳥 200301  
とりかぶと湖畔の霧の晴れきたり 北吉裕子 雲の峰 200311  
鳥兜紫紺に確かなる傷み 矢崎すみ子 200312  
雅楽放生頭にしづしづと鳥兜 堀内一郎 あを 200312  
鳥兜女がひとり棲む館 橋本良子 遠嶺 200402  
大菩薩峠鹿に喰はれし鳥兜 遠藤止観 200409  
やまとりかぶと宝剣岳の倒れくる 阿部ひろし 酸漿 200409  
濃く咲きて薬にもなる鳥兜 太幡峰子 春燈 200411  
とりかぶと厨のうらはむらさきに 竹内悦子 200411  
死神をねじ伏せてみる鳥兜 内藤ゑつ ゑつ 200411  
霧の香のしづくとなれり鳥兜 杉浦典子 火星 200412  
鳥兜咲いて極楽平かな 山路紀子 風土 200412  
鳥兜嫉妬はなぜにをんな偏 飛鳥由紀 200501  
倒れ樹に小さき積石とりかぶと 小林碧郎 馬酔木 200511  
鳥兜ひときは青き花野かな 清水雅子 栴檀 200512  
湿原に妖しさ秘めて鳥頭 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608  
鳥兜目路に入り来る羅臼岳 宝玉トシ子 200611  
吹かれつつ色を深むる鳥兜 田畑幸子 200701  
片肩に押しやる雨後の鳥兜 成田美代 200701  
鳥兜(とりかぶと)紫つつましく思ふ 水谷ひさ江 六花 200712  
崖崩れをりたる際の鳥兜 浜口高子 火星 200712  
とりかぶと錆こぼしゐる大鎖 垣岡暎子 火星 200712  
カウベルの遠ざかりけり鳥兜 杉浦典子 火星 200712  
氷河湖へなだるる谿や鳥兜 金山藤之助 200801  
鳥兜咲きし烏帽子の乱れ無し 丸田安子 酸漿 200804  
鳥兜なぜか恐ろし園の径 森山のりこ あを 200812  
道端に捨ててある束鳥兜 坂根宏子 200812  
決断を迫られ今朝の鳥兜 川口襄 遠嶺 200902  
鳥頭灯し六甲暮れ初むる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200909  
人拒む距離六甲の鳥頭 稲畑廣太郎 ホトトギス 200909  
風立ちて湖のさざ波鳥兜 今井弘雄 春燈 200911  
致死量の毒もて美しきとりかぶと 西村純太 201001  
風に揺るるものにまぎれず鳥兜 丸山照子 火星 201001  
鳥兜輪つぱに活けて木曾の宿 薮脇晴美 馬醉木 201012  
やんごとなき色を戴き鳥兜 楠原幹子 201101  
兜花口のとざさる古墳かな 江見巌 六花 201110  
鳥頭囲ふ峻峰寄り難し 藤井久仁子 ぐろっけ 201201  
とりかぶと古今を語る切通し 上野紫泉 京鹿子 201202  
栂池や山鳥兜色濃ゆし 須賀敏子 あを 201211  
鳥兜助詞の一字が句を殺す 東良子 201301  
鳥兜ピアスつけたる死者の耳 水野恒彦 201301  
この道の能褒野(のぼの)に続く鳥兜 中田禎子 201301  
穏やかなアップダウンや鳥兜 園部早智子 ろんど 201301  
鳥兜木道より手の届きさう 土井ゆう子 風土 201312  
立入りを禁ずと径に鳥頭 小林輝子 風土 201401  
鎖暢の霧横なぐり鳥兜 今田清三 馬醉木 201401  
磐座を抜けきし風や鳥兜 岡田史女 末黒野 201402  
手の届くところに咲ける利尻ぶし(鳥兜) 坂上香菜 201410  
シャクシャインの彼方指す鋒鳥兜 土屋草子 ろんど 201412  
私のどこかに殺意とりかぶと 八木健 八木健俳句集 201509  
岐川のその岐川の鳥兜 大畑善昭 201510  
来し方を少しぼかして鳥兜 小張志げ 春燈 201512  
木曽谷の空の高きよ鳥兜 田中藤穂 あを 201711  
焼岳のむらさき杳き鳥兜 片山喜久子 雨月 201802  
小説の内容忘れ烏頭 稲畑汀子 ホトトギス 201809  
烏頭程好き距離に咲く山路 稲畑廣太郎 ホトトギス 201809  
烏頭虚子山荘を戦かせ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201809  

 

2019年9月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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