貂 　　　　　　15句

 
作品
作者
掲載誌
掲載年月
貂の尾の金色代田明りかな 井口弥江子 馬醉木 199807
一瞬の光芒引きて貂走る 金升富美子 濱 199902
貂鳴くや芥子色なる雲の徒 小形さとる 槐 200003
十薬や貂の振り向く裏鬼門 高橋好温 馬酔木 200109
五の湖一の貂が朝呑む水澄めり 岡田貞峰 馬醉木 200201
石の上に黒く艶やか貂の糞 堀田恵美子 雨月 200403
夜に入りて鳥の餌目当ての黒貂来る 大塚初江 濱 200403
道よぎりたる彼の貂を忘れ得じ 大畑善昭 沖 200404
貂のあと兎のあとや深雪晴 長谷川祥子 馬醉木 200505
高千穂の新雪に貂走せし跡 大西八洲雄 万象句集 200703
振り返る貂の眼あをき狩月夜 薮脇晴美 馬醉木 200706
ほの暗き半地下酒場貂現るる 藤沢秀永 鴫 201004
貂馳せて木々百千の露顫ふ 岡田貞峰 馬醉木 201101
貂跳んで一目散の景緊まる 大畑善昭 沖 201504
貂跳びしとき水音も聞きにけり 大畑善昭 沖 201801

 

2020年12月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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