起し絵/立版古  13句

起し絵のおもひつめたる殺しかな   長谷川双魚   ひとつとや

作品
作者
掲載誌
掲載年月
浅草界隈みな起し絵の中のこと 川嶋一美 199809
起し絵のうさぎがパンを食べてをり 嶋田麻紀 史前の花 199908
起し絵の魔王をのぞき泣きじゃくる 水野範子 ぐろっけ 200007
大正の大正らしき立版古 大川泉舟 200011
起し絵の中の世間も罪深し 後藤立夫 ホトトギス 200311
海消して汐留サイトは立版古 小泉三枝 春燈 200410
立版古父に負はれし九段坂 金子輝 春燈 200509
夏汐の起し絵のごと白く寄す 鎌倉喜久恵 あを 200609
振りかざす太刀へろへろと立版古 瀧春一 200706
起し絵の耳の大きな男かな 小形さとる 200709
伸びして下女と丁稚や立版古 臼杵游児 春燈 201009
直美さん悼む子熊の起し絵に 秋葉雅治 201211
起し絵の狂言母がひとり知る 瀧春一 花石榴 201312

 

2023年7月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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