種茄子   42句

縦に割れ横に割れして種茄子    飯島晴子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
種茄子のみな焦げいろや尾根畑 皆川盤水 春耕 199810  
浦人の出払うてゐる種茄子 山尾玉藻 火星 199909  
産土に腰を据ゑたる種茄子 松島不二夫 199912  
雨しとど菜畑に光る種茄子 小田悦子 俳句通信 199912  
種茄子に声の集まる登校日 松本恭昂 火星 200004  
種茄子そのまま忘れ茄子かな 鬼頭桐葉 春蘭 200010  
種茄子のどうでもよいといふかたち 加藤武子 200011  
種茄子の種の多きをもて余す 山下功 春耕 200111  
三輪山の影のびてきし種茄子 飯塚ゑ子 火星 200112  
種茄子となれざる茄子の反り返る 浜口高子 火星 200201  
日晒しの鍬の赤錆種茄子 小野崎清美 百鳥 200201  
種茄子褒美に寝藁貰ひたる 池田崇 200209  
日をはねて弱音を吐かぬ種茄子 内山和江 200212  
後ろめたかり種茄子のゆがみにも 風間史子 200302  
種茄子の膝行るをみてる山の雨 佐藤喜孝 あを 200308  
種茄子の八方破れかぶれかな 須佐薫子 帆船 200309  
種茄子の上に種茄子秋立てり 城孝子 火星 200311  
御仏を訪ふならみちの種茄子 橋添やよひ 風土 200412  
種茄子や筑波にかかる入日雲 小柴健一 春耕 200412  
駐車代入れる空缶種茄子 谷野由紀子 春耕 200412  
心魂の身ぬちにあるや種茄子 伊藤早苗 200501  
まほろばの空晴れすぎる種茄子 大山文子 火星 200612  
浮雲も風も素通る種茄子 吉田島江 火星 200711  
川風に吹かれすぎたる種茄子 大山文子 火星 200801  
種茄子や光源氏は千年忌 上谷昌憲 200812  
種茄子わづかに進む忘れ癖 細川和子 炎環 200912  
種茄子むらさきの艶うすれゆく 赤松郁代 万象 201012  
種茄子とおもへるほどの深手かな 佐藤喜孝 あを 201012  
ひとつ家に動くものなし種茄子 飯田ひでを 201101  
かむなびの森の果の種茄子 加藤みき 201112  
袈裟懸けの傷二ところ種茄子 松本三千夫 末黒野 201201  
どつしりと地に尻据ゑて種茄子 松本三千夫 末黒野 201211  
種茄子に印つけあり蜑の畑 佐野和子 万象 201211  
葉の陰に太りきつたる種茄子 三輪慶子 ぐろっけ 201301  
何してもつまらなき日や種茄子 柴田佐知子 201302  
種茄子や身辺煩多なる少し 定梶じょう あを 201311  
忘れられしごと種茄子の雨に日に 西千代恵 雨月 201401  
種茄子となる先々を考へず 山尾玉藻 火星 201410  
種茄子に一と日かぶさる怒濤音 荒井千佐代 201601  
だんだんと悪相になる種茄子 柴田志津子 201610  
人のすることをよく見て種茄子 中川句寿夫 ここのもん 201705  
種茄子女の知恵を借りにゆく 中川句寿夫 ここのもん 201705  

2017年9月9日 作成

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