種案山子     16句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
かたち次第におぼろ夜の種案山子 奥田節子 火星 200105
一票の重みは知らず種案山子 鷹羽狩行 200405
せせらぎに目覚めてゐたり種案山子 淵脇護 河鹿 200406
火の山へ向き北面の種案山子 鷹羽狩行 200408
まうしろに湖の展ごり種案山子 吉田明子 200408
種案山子うしろより声近づき来 杉田智栄子 馬醉木 200412
手拭ひのほどけてゐたる種案山子 工藤ミネ子 風土 200601
一隅を守つてゐたる種案山子 高橋将夫 200605
種案山子話したがつてをりにけり 高橋将夫 200606
カオスかつデルタなりけり種案山子 雨村敏子 200608
氏神にま向つてゐる種案山子 丸山佳子 京鹿子 200610
種案山子ちよつとお酒落なベレー帽 藤田かもめ ぐろっけ 201107
耳ふたつ描いて貰ひし種案山子 岩木茂 風土 201306
種案山子ぽつりと佇ちぬ過疎の村 庵原敏典 末黒野 201404
することはしてからのこと種案山子 中川句寿夫 ここのもん 201705
ひもすがら海を見てゐる種案山子 森岡正作 201805

 

2021年4月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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