田 鳧       15句

海髪干され田鳧あそべる日に乾く    沖島たづ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ファクシミリの地図に田鳧の来し印 吉永克巳 199902
冠毛に一瞥をもて田鳧と知る 吉永克巳 199902
群れ田鳧自動車気にせず人恐る 吉永克巳 199904
のつぺりと流るる川や田鳧鳴く 酒井多加子 雲の峰 200003
山影の遠のいてゐる田鳧(たげら)かな 鷹羽狩行 200201
わが眼田鳧を追うて見失ふ 加藤みき 200202
夕暮の南山城田鳧鳴く 中御門あや 雲の峰 200303
田鳧鳴く錠しつかりと農具小屋 飯田はるみ 築港 200304
早暁の田鳧禊に籠るごと 石川慧 200405
愛想よく夫を送るに田鳧鳴く 廣畑育子 200504
漂泊の公達めきて田鳧来る 木山白洋 馬醉木 200602
田鳧鳴くや寺ももたず弟子ももたず 小形さとる 200606
田鳧来て挨拶のごと鳴き去れり 河原一夫 200703
田鳧鳴き日暮れ大きくなりにけり 布川直幸 201002
雪空に田鳧鳴き舞ひ春を呼ぶ 永峰久比古 馬醉木 201404

 

2021年1月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。