杉の実       18句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
庭の杉五十年経て実をさはに 杉本寛 200011
杉の実を飛ばして今日は走り出す 稲用飛燕 船団 200102
杉の実や一気に下りる法の磴 田中子 円虹 200104
杉の実のくろぐろ山の氷るなり 高橋さえ子 200206
冷え冷えと杉の実を踏む蓬莱山 矢崎すみ子 200302
塵取に木の実濡れをり杉本寺 大串章 百鳥 200312
掌にただ杉の実をぬくめをり 渡邉友七 あを 200404
杉の実や年寄りに神高すぎて 柴田佐知子 200601
濡れ崖の杉苗に実がついてをり 山田六甲 六花 200603
奥の院の奥に日照雨や杉は実に 柿沼盟子 風土 200812
杉の実や沢音のまた聞こえ来る 天野美登里 やぶれ傘 200902
沼杉の実を付けてなほ芳しき 篠田純子 あを 200912
杉の実の早も熟れそむ小六月 小倉純 末黒野 201403
沼杉の実の大きさを讃へ合ふ 大橋晄 雨月 201602
ラクウショウなる杉の実の硬きこと 松村光典 やぶれ傘 201702
杉の実のどさと落ちたる登山口 島野ひさ 万象 201803
杉の実や水音遠く聞え来る 天野美登里 やぶれ傘 201901
沼杉の実のまるまると緑濃く 赤座典子 あを 202208

 

2023年10月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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