空澄む     88句

 

作品
作者
掲載誌
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前書他
巉巖のくつきり雁の空澄める 浜下清太郎 ホトトギス 200001  
澄む空と澄む水ありて高麗の里 檜紀代 200002  
空澄んで島の通草は熟れごろに 浜福恵 風土 200012  
東雲の空澄む帆綱張りにけり 石本秋翠 馬醉木 200012  
空澄みてより助っ人の次々と 桑垣信子 いろり 200101  
梅漬の瓶伏せて空澄む日なり 大川泉舟 200101  
空澄みてUFO見るによき日かも 桑垣信子 いろり 200110  
水澄むにさきがけて澄むみ空かな 鷹羽狩行 200111  
澄みし空続く向こうに飢えし子等 桑原敏枝 いろり 200112  
平均台渡り切つたる空の澄み 石本百合子 馬醉木 200112  
銀漢や夜が受けつぐ空の澄み 八染藍子 200201  
柏手の鳴るたび空の澄みにけり 岩田育左右 遠嶺 200201  
凭れ合ふ稲束空の澄みにけり 暮岸江 銀化 200211  
それぞれの読書川辺の空澄めり 永田哲心 遠嶺 200212  
空澄みて見はるかす先子の旅路 小林恵子 遠嶺 200311  
この坂を越えれば未来空澄めり 大塚まや 京鹿子 200312  
花芒空澄む印西牧の原 松崎鉄之介 200312  
いと赤き飯桐の実に空澄めり 大内恵 酸漿 200402  
双龍図十一月の空澄めり 谷村幸子 200402  
もみぢ且つ散る楼門の空澄みて 小林成子 200402  
水澄みて空澄みてダム天端かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200410  
空澄めり水を替へたる小鳥籠 中田みなみ 200412  
鳴き龍のるるると空気澄みにけり 岡崎桂子 対岸 200412  
空澄みて海を見通す龍馬像 井出清峯 百鳥 200502  
空澄みて「花」の一字の匂ひたつ 山田をがたま 京鹿子 200502  
武蔵野の空澄む二十六寺かな 平野無石 200503  
空澄めば世にあらぬ汝をうたがひつ 瀧春一 菜園 200509  
補聴器に虫の音遠く空澄めり 近藤てるよ 酸漿 200511  
空澄むや生涯教師たりし父 角南英二 栴檀 200512  
澄みわたる空邂逅のハイタッチ 山中宏子 200602  
神渡し高く鳴らして空澄める 泉田秋硯 200602  
谷空も巴ケ渕も碧く澄む 江崎成則 栴檀 200602  
歳三の立ちて空澄む初不動 篠崎荘市 酸漿 200603  
あくまでも澄みたる空や葬以後 生方ふよう 200702  
七いろの水面ニセコの空澄めり 佐々木幸 200702  
寒の空澄みつ暮れゆく遠伊吹 水野節子 雨月 200704  
夕空の澄み澄む青女くる気配 中野英歩 八千草 200707  
空澄むや羽衣なせる雲仰ぎ 宮津昭彦 200712  
なだらかな越の丘陵空澄めり 大久保寛子 遠嶺 200712  
空澄むや声を限りの歌続く 小澤克己 遠嶺 200811  
天空の澄みや気になることのあり 加藤みき 200811  
ばつた捕りそこねて空の澄むばかり 中山純子 万象 200901  
穂芒や高千穂峡の空澄みて 橋添やよひ 風土 200901  
運強き日の澄む空を仰ぐなり 掛井広通 200901  
空澄むや遠く風車の立つ岬 松本善一 やぶれ傘 200903  
空澄みてマイクに対ふ三日かな 杉浦典子 火星 200904  
空澄みて山わたりゆく木の芽風 中緒和子 酸漿 200907  
空澄めり鳥居に嵌まる畝傍山 中山良子 末黒野 200912  
眉の根に男の決意空澄めり 田原陽子 200912  
始祖鳥の空の青さや秋気澄む 近藤喜子 200912  
河幅に空を流して秋澄めり 井上あい 風土 201001  
山頂は天界なりと空澄める 伊地知冶江子 201001  
空澄めり鳥居に嵌る畝傍山 中山良子 末黒野 201004  
昼も星見ゆるかに澄み秋の空 林直入 ホトトギス 201011  
空澄みぬ円盤投げの腕のびて 伊藤希眸 京鹿子 201012  
空澄めば紅くつきりと曼珠沙華 池田光子 201012  
潮の香の抜くる干網空澄めり 森屋慶基 風土 201101  
アリゾナの空澄み渡る冬の朝 伊吹之博 京鹿子 201105  
ふるさとの空澄み渡り銀河濃し 廣瀬義一 雨月 201111  
一遍の井の空澄みて石蕗の花 久布白文子 馬醉木 201203  
梅雨晴れの青空澄みて∞ 長島清山 かさね 201208  
空澄むや注連縄高き那智の滝 宮元陽子 末黒野 201211  
やめなくてよかつた空は澄み渡る 高橋将夫 201211  
空澄むや農は下向くこと多し 佐野ときは 201301  
空澄めるぼっちゃん列車に諸手振り 山崎里美 201301  
朝の空澄めり八十路の一日目 菅野蒔子 末黒野 201302  
出棺の妣澄む空の碧きへと 植田雅代 ぐろっけ 201303  
狭庭にも紅梅咲きて空澄めり 田島昭久 かさね 201305  
空澄んで昼のチャイムは役場より 大島英昭 やぶれ傘 201311  
空澄めり目瞑りて聴くセレナード 水田壽子 雨月 201312  
空澄みてその名も太宰の天下茶屋 田村すゝむ 風土 201312  
アンカーは新任教師空澄める 前田忍 火星 201401  
空澄むや佗しさつのる女坂 飯田美千子 201411 光明寺
空澄むや暗証番号またちがふ 山田暢子 風土 201412  
空澄めり天地返しの鍬高く 松井志津子 201512  
空澄めりうかと乗りたる空港行 湯橋喜美 201512  
水澄んで負けじと空も澄みにけり 松田泰子 末黒野 201601  
澄む空を歩く靴音スカイツリー 岡山敦子 京鹿子 201602  
空澄むや黒部の水のきらきらと 黒滝志麻子 末黒野 201611  
空澄みて水より昏れる河童橋 阪倉孝子 201612  
空澄むや鯉のあぶくの直ぐに消え 笹村政子 六花 201612  
空澄みて雲の変相またたく間 岩井京子 201701  
枯葉散るウスムラサキの空は澄み 水谷直子 京鹿子 201705  
空澄んで正倉院の琴鳴るか 坪内稔典 船団 201707  
大仏を空澄む中に見上げけり 王岩 あを 201711  
空澄むや焼岳の肌荒々と 松本三千夫 末黒野 201712  
阿羅漢や杉の木立の空澄みてし 岡野里子 末黒野 201902  
万年杭段畑の空澄みわたり 浜福惠 風土 202001  

 

2020年8月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。