柳葉魚   19句

柳葉魚棲む川根釧の雪の中   松下道臣

作品
作者
掲載誌
掲載年月
くれなゐとなりゆく柳葉魚簾かな 伊藤宇太子 200102
町中が磯の匂ひの柳葉魚干し 伊藤宇太子 200102
ふるさとの酒熱うせよ柳葉魚焼く 塩路隆子 200105
しっぽまで卵の詰まる柳葉魚かな 二瓶洋子 六花 200107
七輪に柳葉魚しやもしやも隣組 東珠生 京鹿子 200208
口先を揃へて柳葉魚もどきかな 上谷昌憲 200307
一串の柳葉魚に上げし火の淡き 村上光子 馬醉木 200303
柳葉魚焼くアイヌの呪文おぼえたて 近藤貞子 六花 200511
雄すこし骨ばる柳葉魚簾かな 岡本敬子 万象 200602
柳葉魚売る北海道展混み合へり 松崎鉄之介 200901
平成を餘分とおもふ似非柳葉魚 佐藤喜孝 あを 201004
柳葉魚焼く爆ぜるたまごは月の色 大地真理 201005
若き友十勝に逝きし柳葉魚焼く 酒井秀郎 返り花 201211
子持ししやも食らひつ高齢化を語る 甕秀麿 201403
北欧の海の大味柳葉魚焼く 神戸京子 ろんど 201502
潮匂ふ町ぢゆう柳葉魚すだれかな 林陽子 万象 201702
アラスカの子持ししゃもを食むあはれ 田中藤穂 あを 201704
そこに生きる人あり樺太柳葉魚焼く 栗山恵子 雨月 201903
寒の夜の柳葉魚茶漬で〆にけり 山田六甲 六花 202001

 

2021年1月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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