白山吹    20句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
白山吹咲く幼帝にその母に 密門令子 雨月 200209
白山吹行人一枝乞ひにけり 山岸治子 馬醉木 200309
白山吹花寡くも保つ品位 奥村鷹尾 京鹿子 200407
咲きて散る白山吹の庭の奥 中島伊智子 酸漿 200507
白山吹白に徹しぬきっぱりと 上田明子 雨月 200607
白山吹清楚品趣は自ら 山田をがたま 京鹿子 200609
寺苑林白山吹に目を覚ます 阿部ひろし 酸漿 201006
尼様の会釈に匂ふ白山吹 東野鈴子 雨月 201107
白山吹散るは小指の色かたち 井上信子 201205
石畳白山吹の咲きこぼれ 田中藤穂 あを 201206
白山吹はらりと落ちぬ苔の上 前川美智子 末黒野 201208
蓑や笠やと白山吹の散りつづけ 伊藤希眸 京鹿子 201209
波螂忌や白山吹の返り咲く 安斎久英 末黒野 201503
坐摩神いかすみのかみ白山吹の実を畏 佐藤凉宇子 ろんど 201503
武家門に白山吹のほろと散り 米尾芳子 馬醉木 201507
遠くに妣か白山吹遠くにか 水野恒彦 201507
白山吹神意ひとつを零しをり 鈴鹿呂仁 京鹿子 201706
白山吹揺るる古池芭蕉庵 岡野里子 末黒野 201708
阿弥陀堂白山吹を散り敷ける コ田千鶴子 馬醉木 202003
ゆふべには白山吹に雨にほふ 佐藤竹僊 あを 202211

 

2023年5月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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