潮 焼    26句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
花束を抱き潮焼の冒険家 栗山恵子 雨月 199910
潮焼の肩に子を載せ月の道 高橋とも子 200107
船頭の潮焼けし額汗ひかる 藤村美津子 春耕 200109
鮭漁夫の潮焼けし顔へ子が頬擦る 笠井操 200112
潮焼けて網を繕ふ翁かな 吉田王里 風土 200208
潮焼けし十一人の小学生 蔵本博美 ぐろっけ 200209
潮焼けの顔が吹きをり十夜粥 島崎晃 遠嶺 200302
潮焼の顔を包みし冬帽子 田中倫代 ぐろっけ 200305
潮焼けの声にががんぼ近くゐる 浜口高子 火星 200310
潮焼けの腕もて運ぶ夏料理 柴田佐知子 200311
潮焼の蜑初舞の木偶囃す 内山芳子 雨月 200604
潮焼けの顔に麦藁帽子かな 岩木茂 風土 200608
潮焼けの指夭逝の葬を弾く 荒井千佐代 200610
潮焼けの氏子ばかりや秋祭 柴田佐知子 200702
まちまちに揺れ潮焼けの簾かな 山路紀子 風土 200808
潮焼けの表札奥の松手入 関根洋子 風土 200912
潮焼けの顔の揃ひて日向ぼこ 横川良子 万象 201205
潮焼けの笑顔より買ふ初秋刀魚 野畑さゆり 201602
潮焼の腕がつちり大根引く 佐々木よし子 201603
朝市の潮焼姥は能登美人 鈴鹿仁 京鹿子 201607
潮焼けの太きを項とは言はず 柴田佐知子 201611
潮焼けの声に指示さる火魚かな 荒井和昭 201702
潮焼けの手より神酒を大旦 井上和子 201808
潮焼けの腕は与一か楷古りぬ 佐藤千恵 京鹿子 202001
潮焼けの皺は強面土地ことば 森村江風 202105
潮焼けの髪を靡かす麦嵐 里村梨邨 202109

 

2022年6月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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