下野草     9句

シベリヤ虜囚の歸國

朔風下野草茹でつつ牛になりたし   深尾修    獐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
使はざる井戸の辺にみつ下野草 松崎鉄之介 200407
下野草しもつけの草に溺れてゐたるなり 瀬川公馨 200508
胸突きの下野草を掴みけり 山田六甲 六花 200512
謙信も越えし峠に下野草 須賀敏子 あを 200809
石尊山あふれるばかり下野草 須賀敏子 あを 201010
淡き紅さして狭庭の下野草 池田節 春燈 201109
下野草茶屋の灯しとなりにけり 有賀昌子 やぶれ傘 201301
下野草読書に費やす時全て 仁上博恵 202009
大河原の耳目は下野草なりき 瀬川公馨 202105

 

2023年7月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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