風 巻(しまき)      21句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
雪風巻(しま)き滝の編曲生みにけり 五十嵐春男 馬醉木 200104
函館の夜景を隠し雪風巻く 中山勢都子 200304
赤蕪干し湖北の風巻きやすきかな 北川英子 200512
雪風巻く父母なき里に降り立ちて 久保田雪枝 雨月 200604
花散らす雨より現(あ)るる霧風巻 山田六甲 六花 200705
沖へ風巻く波の裏側おもて側 佐藤恭子 あを 200707
身軽さを見せつけ去れる風巻かな ことり 六花 200802
鰰漁鬼より怖き涛風巻く 伊藤昌枝 201603
雪しまき捨て置かれたるここちして 河原敬子 201606
風巻いで冬の河原の工事音 黒滝志麻子 末黒野 201702
今年こそ転ばぬ覚悟雪しまき 野村鞆枝 京鹿子 201704
雪国は好きだつた筈雪しまき 野村鞆枝 京鹿子 201705
雪しまき街道筋の道祖神 岩田洋子 201705
一山を一瞬に消し雪しまき 布施由岐子 末黒野 202005
乗り換へて降り立つ町は雪しまき 萩原久代 やぶれ傘 202006
しばらくは前に進めぬ雪しまき 石原健二 やぶれ傘 202105
霏霏として方位決まらぬしまき雲 小坂尚子 202210

2022年11月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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