鴫 焼    19句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
酒残りたるに鴫焼所望せん 稲畑廣太郎 ホトトギス 199907
備長の弾け鴫焼香り来る 稲畑廣太郎 ホトトギス 199907
鴫焼の茄子が大きく崩れけり 稲畑汀子 ホトトギス 199907
鴫焼や山会のある玉川に 稲畑汀子 ホトトギス 199907
鴫焼きや女将呼ぶこゑ二階より 鷹羽狩行 199908
外つ国に茄子の鴫焼き夫を恋ふ 柴田由乃 風土 200106
鴫焼の匂ひて梁塵秘抄かな 延広禎一 200111
鴫焼を愛づ貧ならず富むならず 大橋敦子 雨月 200310
鴫焼の味噌の熱きに舌焦がす 堀井英子 雨月 200510
鴫焼やたらちね偲ぶよすがとも 古田考鵬 雨月 200510
鴫焼の味噌焦ぐる香や飛騨の酒 奥村眞人 雨月 200911
志野皿へ鴫焼盛りて美濃住居 奥村眞人 雨月 200911
鴫焼の何とあたたか患者食 小川玉泉 末黒野 201210
鴫焼やしみじみ母に似たる人 工藤ミネ子 風土 201211
鴫焼や日に一合の土鍋飯 田岡千章 201412
鴫焼や死を賜るは今がよく 服部早苗 201501
鴫焼や妻と頒け合ふ缶ビール 松本三千夫 末黒野 201609
鴫焼や老の健啖とめどなく 中島芳郎 201709
鴫焼は熱く小島がふたつ見え 大崎紀夫 やぶれ傘 201910

 

2022年7月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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