春装 春の服 春服    63句

人皆の春服のわれ見るごとし   篠原梵   皿

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
行く人のまだ春装にあらずして 桑垣信子 いろり 199906  
水色の風みずいろの春の服 塩見恵介 虹の種 200005  
春服の色教へてよ揚雲雀 太宰治 京鹿子 200005  
春の服選び疲れて買はざりし 大平保子 いろり 200006  
春装のあと蹤きゆけば岬かな 小澤克己 遠嶺 200007  
雑沓に春装のわが妻在らず 藤田宏 200104  
春の服脱いで喪服に着替へけり 伊藤和枝 百鳥 200106  
風の流れて春服の立ち上がる 中島陽華 200107  
胸元にゆふかぜ春の服購はむ 染谷晴子 200206  
うす色の春服着ても同じ顔 小田元 六花 200206  
ときめきや春服海へ向き吹かれ 今瀬剛一 200206  
ペルシャ猫春服買うてもらひけり 船山博之 百鳥 200206  
春服に地下鉄の風ビルの風 高千夏子 200307  
春装や午後より風の少し出て 恒川絢子 対岸 200404  
春装のひと悪びれぬ齢かな 戸田和子 200405  
外出なき母にも選ぶ春の服 北島上巳 酸漿 200405  
アイロンの余熱もて足る春の服 笹村政子 六花 200405  
春服の珍しがらる淡き色 細川知子 ぐろっけ 200505  
春装のめだつ着流し京男 山田をがたま 京鹿子 200505  
春の服合せ鏡に老を見る 菅野正一 帆船 200505  
春服の少女に重きバイオリン 高橋喜和 百鳥 200506  
春服の師よ海照りの直中に 木内憲子 200506  
春服や熊襲の眉を切り揃ふ 原田達夫 虫合せ 200506  
春装の人島紬新調す 小澤克己 遠嶺 200605  
昨日まで教師でありし春の服 今瀬剛一 対岸 200605  
春装の楚々と映えたる萌葱かな 渡辺玄子 酸漿 200606  
子の贈る春の服着て焼かれけり 淺場英彦 万象 200606  
春装といへど黒着て紅を引く 岸田爾子 200608  
表紙絵を決め春装の二書を待つ 小澤克己 遠嶺 200705  
マネキンの春服目立つ問屋筋 弓場赤松 ぐろっけ 200706  
春服に明るき未来ランドセル 塩野きみ 遠嶺 200706  
春装のその香たしかにココシャネル 山下佳子 200707  
マネキンの胸見えてゐる春の服 秋千晴 200708  
春装といへど前傾たもちをり 吉田明子 200805  
戦争を中にはさみし春の服 井上信子 200806  
春服の芯ある男だと思ふ 小林奈穂 200806  
手作りの花ブローチよ春の服 永岡セッ 酸漿 200806  
見るだけと決め店先の春の服 岡本淳子 200807  
春装や第一日の山と海 瀧春一 深林 200901 虎童子と良子の結婚を祝ひて
失礼にあたらぬほどの春の服 山尾玉藻 火星 200904  
春服を買ふや恩師を意識して 和田政子 200905  
春服のこよなく似合ふ別れかな 加藤みき 200905  
風をもて春服となす一日かな 遠山みち子 200905  
春装の都会派夫人声若く 野中啓子 200906  
春装の刀自にこにこと橋の上 中村恭子 200906  
春服や貝の縞々鮮しき 甕秀麿 201006  
クラシカルてふ平凡な春の服 遠山みち子 201006  
春服をまとひて小犬先駈る 平田恵美子 ぐろっけ 201007  
春装のひしめく店も風の中 橋本榮治 馬醉木 201103  
南大門市場 ナンデムンシジヤン 春服の極彩色 辻美奈子 201104  
古希などは意識の外よ春の服 高橋泰子 201106  
布を裁つ鋏軽やか春の服 豊美佐子 万象 201206  
春服や銀座を独り者めきて 浅岡麻實 末黒野 201207  
春服の随ふ沓のひびきけり 山尾玉藻 火星 201303  
春の服乗り換へ駅にどつと出で 渡邊孝彦 やぶれ傘 201306  
春服の閉ぢし宮沢賢治集 西村節子 火星 201306  
釦掛け違へて出づる春の服 山本鬼之助 201401  
人間を浮かしているなり春の服 貝森光洋 六花 201405  
春服を纏ひラ行の気分なり 常田希望 201405  
春服の貝紫に透くる肌 松田和子 201405  
春服を汚さぬ花舗のたまり水 風間史子 201406  
助手席に粗畳みせる春の服 能村研三 201505  
春服に気取りし犬の散歩かな 仁平則子 201506  

 

2016年2月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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