小 雪     30句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
小雪や居付きし猿の瓦剥ぐ 丸山海道 海道全句集 199910
小雪の暮れて夜は夜の月おぼろ 阿部ひろし 酸漿 200001
小雪の寒き日となり一日過ぐ 大塚洋子 酸漿 200002
小雪の観音みちのうすら雪 栗山恵子 雨月 200002
小雪や古墨にあさき罅はしり 渡辺昭 200201
小雪や猪の残せし芋を煮る 長田秋男 酸漿 200204
小雪の畦に見つけしふきのたう 長田秋男 酸漿 200204
小雪の畑に大根の肩白し 八木岡博江 酸漿 200302
小雪や未完に終る物語 若生まりあ 遠嶺 200303
杉玉の小雪といふけふのいろ 吉田島江 火星 200403
小雪や石に昼寝の蝮をり 長田秋男 酸漿 200411
小雪や藁を束ねてをりにける 植木戴子 200502
小雪やミネストローネこつくりと 村本真由美 遠嶺 200602
小雪や入日の櫻夕日色 小山ナオ子 酸漿 200602
小雪や干魚の口みな開く 高倉和子 200603
小雪やくろがねの海盛りあがり 戸田和子 200702
小雪や古墨に浅き罅はしり 渡辺昭 200901
小雪や石庭に坐し足るを知る 石脇みはる 200902
小雪や信長塀の寂ぶるまま 鈴木隆子 201003
小雪や出船の笛の峰越えて 荒井千佐代 201102
小雪の御饌推きかな神獣鏡 土居通子 ろんど 201103
小雪やピザ焼く匂ひしてゐたる 石脇みはる 201104
結界や小雪の息殺しゆく 竹中一花 201502
小雪や橘の実は色を濃く 山本無蓋 201702
小雪や鴎が船をつれ戻る 黒滝志麻子 末黒野 201702
小雪やこころ波立つ朝の地震 石黒興平 末黒野 201703
小雪と知るや知らずや風騒ぐ 後藤眞由美 春燈 201802
小雪や木その朱の色萎へてきし 柴田靖子 202003
小雪や旧家の厠見学す 曽根富久恵 202005
小雪の心細きを震度3 布施由岐子 末黒野 202103

2021年11月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。