生姜湯    24句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
雛の夜の生姜湯のみて眠るかな 鬼頭桐葉 春蘭 200010
生姜湯を振舞ふ湯呑み雑多かな こばやしきょうこ 200204
生姜湯に追ひ出されけり風邪の神 鎌倉喜久恵 あを 200401
生姜湯や閻魔のはなしききながら 杉浦典子 火星 200603
生姜湯に温もりつつも夢の中 森山のりこ あを 200701
生姜湯を吹きて独りの夜を温め 田中藤穂 あを 200703
生姜湯の生姜増やせり秋の暮 谷澤秀子 200901
生姜湯気合を入れて飲干せり 坂本知子 酸漿 200902
強き地震一人居の夜生姜湯 赤座典子 あをかき 200910
生姜湯を饗す深夜の遠乗りに 品川鈴子 ぐろっけ 200911
夏の風邪ひとり静かに生姜湯 森理和 あを 201007
糸底の熱さじんわり生姜湯 和田政子 201101
夫と語らふ月日の重し生姜湯 中山皓雪 201102
選句・感想生姜湯を飲みながら 高橋大三 ぐろっけ 201103
生姜湯に一日養ひ寝べき頃 仙石君子 雨月 201203
生姜湯や亡母の手箱に養生書 北尾章郎 201204
生姜湯を飲むや胃の腑のあたたかき 小梁洋子 万象 201204
湯上りの生姜湯を呑みメール打つ 木戸宏子 201403
講座終へ喉をうるほす生姜湯 鷲見たえ子 201502
生姜湯をいやいや飲みて早寝せる 秋川泉 あを 201602
生姜湯に誤飲をするも風邪ごもり 山田六甲 六花 201602
生姜湯や香煙つつむ義士の墓所 尾崎千代一 末黒野 201803
神の手の医師より近き生姜湯 丸井巴水 京鹿子 201903
夜更しの共に生姜湯用意して 須賀敏子 あを 202103

 

2022年11月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。