千枚漬    22句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
千枚漬いちまいにまい眠り酒 丸山海道 京鹿子 199901
引き剥がす千枚漬に昆布の糸 鳴海清美 遊び蔓 200105
一膳は千枚漬に終りけり 田宮勝代 酸漿 200202
なかなかに千枚漬の離れざる 高橋将夫 200303
友来たる千枚漬の樽を提げ 山崎ひさを 200404
歯切よき千枚漬を試食せり 君島栄子 酸漿 200503
春雷や千枚漬を剥がし食ふ 竹内弘子 あを 200505
千枚漬塩つかむ手に紅さして 杉浦典子 火星 200702
酒の肴の千枚漬を夫好む 安井和子 200804
千枚漬男結びに樽の縄 青山正英 200903
白妙の千枚漬をまづ一枚 舩越美喜 京鹿子 201002
白扇を開きしやうに千枚漬 池田加代子 風土 201003
千枚漬に交す時候の京言葉 塩田博久 風土 201003
千枚漬千の面に和楽ある 延広禎一 201005
新ものを真十字に切り千枚漬 西垣順子 201202
千枚漬丸く納まる樽の中 谷村幸子 201202
千枚漬望郷の糸曳きにけり 上谷昌憲 201303
つむりまで達す千枚漬の冷 山本耀子 絵襖 201404
裸電球千枚漬を照らしけり 山田正子 201503
ぬめり佳き千枚漬の薄さかな 梅村すみを 201504
千枚漬静寂いちまいはがしけり 奥田筆子 京鹿子 201604
しろたへの千枚漬をひとひらづつ 細川洋子 201803

 

2023年1月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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