線香花火      46句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
天に打揚地には線香花火かな 山田夏子 雨月 199811  
母よ線香花火はポキポキ火垂る 廣嶋美惠子 船団 199902  
胎内を照らす線香花火かな 華明日香 銀化 199909  
灯を消して線香花火じっと見し 久保田一豊 いろり 199909  
真夜中の線香花火の会話調 三神あすか ヒッポ千番地 200005  
チリチリと線香花火の終る歳暮 道悠喜 海程 200006  
線香花火の雫を夫に盗まれし 山尾玉藻 火星 200007  
ぽつつんと線香花火の涙かな 富村波聴 六花 200007  
火玉すぐ落して線香花火かな 稲畑汀子 ホトトギス 200007  
見てゐしが線香花火に加はりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200008  
孫の来て線香花火のにぎやかに 大平保子 いろり 200010  
終らない線香花火垂らしをる 加藤かな文 200010  
まだ落ちぬ線香花火のひと雫 稲畑汀子 ホトトギス 200107  
弾む声集めて線香花火かな 山本潤子 いろり 200109  
一人居の線香花火に寄りどころ 河合笑子 あを 200110  
魂となり線香花火土に墜つ 内田利之 海程 200112  
まんさくの線香花火のごと咲けり 小黒加支 酸漿 200205  
線香花火つとに眸を逸らしけり 石森理和 あを 200507  
花野蒜線香花火を見る思ひ 鈴木竹 200509  
恪勤の路次に線香花火の屑 定梶じょう あを 200609  
束の間をこらへ線香花火かな 片山由美子 201007  
終の玉ちりと線香花火消ゆ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201008  
線香花火むかしの闇はむらさきに 堀内一郎 あを 201009  
三尺帯寄せ合ひ線香花火かな 岡崎春菜 万象 201011  
孫の手は線香花火と仲良しで 東秋茄子 京鹿子 201011  
何かゐる線香花火果てし闇 稲畑廣太郎 ホトトギス 201108  
線香花火ぽとりと堕ちて夜の底 小田明美 春燈 201110  
火の玉のふるると育つ線香花火 服部早苗 201111  
おひらきは線香花火やいとこ会 コ田千鶴子 花の翼 201111  
闇に散る線香花火の奔放に 堀田こう 雨月 201111  
追悼や線香花火の玉むすび 伊奈勝代 京鹿子 201112  
線香花火びくびくの手を支へをり 田所節子 201210  
風の無き日暮よ線香花火しよ 服部早苗 201210  
追想を残し線香花火消ゆ 小倉正穂 末黒野 201211  
母の手を添へて線香花火かな 涌羅由美 ホトトギス 201212  
波音にゆらぐ線香花火かな 涌羅由美 ホトトギス 201212  
これからは線香花火のごと生きむ 積岡典子 ろんど 201311  
伏す妻の線香花火戯るる 池田喜代持 六花 201311  
音たてて線香花火潰えたり 寺田すず江 201409  
線香花火指の震へに星ふやす 江草礼 春燈 201411  
線香花火闇がながいぞ百日紅 佐藤恭子 あを 201510  
世の中へぽとりと落ちし線香花火 熊川暁子 201609  
訪ふ家は線香花火の路地の奥 谷田部栄 万象 201610  
今生の線香花火を継ぎ足して 中島芳郎 201611  
線香花火ちりちり帰心生まれけり 頓所友枝 201809  
線香花火星になれずに落ちにけり 能美昌二郎 201811  

 

2019年8月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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