石 菖    24句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
木洩れ陽のよく動く日の庭石菖 三神あすか ヒッポ千番地 200005
石菖や石一枚の橋濡れて 大和田鏡子 俳句通信 200007
川風をなだめ石菖撮りにけり 朝妻力 雲の峰 200206
庭石菖ふまれずに咲く株いくつ 阿部ひろし 酸漿 200206
石菖や水面の影を崩す風 稲畑汀子 ホトトギス 200207
石菖や植ゑし覚えのなき水辺 稲畑汀子 ホトトギス 200207
石菖の岩をさ走る仕込水 小阪律子 ぐろっけ 200212
石菖や流れめぐらす城南宮 西村純一 雲の峰 200309
石菖や幾万の手を清めたる 冨松寛子 200606
呼捨ての友も減りたる庭石菖 鈴木多枝子 あを 200607
流水に冬青々と石菖蒲 渡辺立男 馬醉木 200702
曇日の庭石菖の眠りをり 網野茂子 酸漿 200808
こごみ見る庭石菖のほの揺れを 安立公彦 春燈 201007
石菖や石に岐れる渓の水 藤井美晴 やぶれ傘 201309
雪解けの流れの早し石菖藻 菅野日出子 末黒野 201406
清長の細身の美女や庭石菖 中村弘 末黒野 201409
庭石菖ちさき喜びたいせつに 松井季湖 201609
広がりて遠き日思ふ庭石菖 秋川泉 あを 201809
井戸残すのみの陣屋や石菖蒲 橋添やよひ 風土 201906
母に似る夫の足音庭石菖 升田ヤス子 六花 201910
庭石菖薄茶の泡の残る碗 青谷小枝 やぶれ傘 201910
漱石に碁石の俳句石菖蒲 太田良一 末黒野 202008
形見なる庭石菖の咲きふゆる 田中藤穂 あを 202107
芝原をとびとび飾る庭石菖 安立公彦 春燈 202208

 

2022年8月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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