三社祭      57句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ワッショイにソイヤと掛け声三社祭 橋本みず枝 199907
夏芝居兄弟で舞ふ三社祭 金子八重子 酸漿 199910
三社祭にゐるはづもなき樋口奈津 高橋邦夫 風土 200008
三社祭り終りしあとに参りけり 久保田一豊 いろり 200008
手古舞の背の花笠や三社祭 菅原修子 春耕 200206
船下りて三社祭となりにけり 篠田鶴之助 帆船 200207
縦横の辻に揉まれて三社祭 醍醐季世女 200209
今戸焼三社祭の人寄せて 田口俊子 200209
宙に舞ひ地に舞ひながら三社祭 鈴木多枝子 あを 200307
友探す三社祭の映像に 茂木妙子 雲の峯 200307
一狂ひ二狂ひして三社祭 堀内一郎 あを 200307
入墨の若者のをり三社祭 鈴木多枝子 あを 200307
江戸切子黄に透き三社祭きぬ 田中藤穂 あを 200407
大提灯はづして三社祭来る 大坪景章 万象 200408
三社祭雷神もまた渡御したり 橘澄男 山景 200408
膨れ過ぎし三社祭をさびしみぬ 折橋綾子 200408
渦なせる三社祭の人出かな 鈴木多枝子 あを 200408
手古舞のきれいどころや三社祭 平野貴美 四葩 200607
舞台くらし視野の届かぬ三社祭 中島英子 八千草 200611
三社祭此処でもケーキセットかな 中島英子 八千草 200611
船下りて三社祭の人となる 大西八洲雄 万象 200810
初七日を控ふ女将の三社祭 森理和 あを 200907
江戸文字で三社祭と筆太に 大久保白村 ホトトギス 200911
この後は三社祭に行くと言ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201005
ここまでは三社祭のぞめきなく 稲畑汀子 ホトトギス 201005
狛犬も囲いの中に三社祭 木村茂登子 あを 201007
櫛の目の著き結髪三社祭 稲垣佳子 末黒野 201010
遠き日の三社祭は祖父母の供 東秋茄子 京鹿子 201109
浪速女の旅に囃すや三社祭 植村よし子 雨月 201111
きびきびと三社祭の女子衆 安藤虎酔 かさね 201207
江戸締めにつられ加はる三社祭 吉村さよ子 春燈 201208
足場板積まれて三社祭名残り 菅谷たけし 201208
スカイツリー加へて三社祭かな 千原叡子 ホトトギス 201211
真つ暗なとこにも人声三社祭 布川直幸 201405
果ててなほ喧嘩の匂ふ三社祭 布川直幸 201405
三社祭横丁満たす酒の息 布川直幸 201405
三社祭神輿集結三十余 上原重一 201407
髪きりり結うてこれより三社祭 岡真紗子 201408
名にし負ふ三社祭の喧騒に 堀田こう 雨月 201408
わが句歴三社祭に始まれり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201505
わが母は江戸つ子三社祭来る 稲畑汀子 ホトトギス 201505
快晴や三社祭といふ人出 稲畑汀子 ホトトギス 201505
雑踏も三社祭の一部分 稲畑汀子 ホトトギス 201505
三社祭浅草の友病みしまま 田中藤穂 あを 201607
三社祭近き格子戸磨きけり 鶴岡紀代 春燈 201608
三社祭見んと大川渡りけり 内海保子 万象 201608
風に乗る三社祭の木遣歌 松本文一郎 六花 201608
幼子も三社祭の男ぶり 田丸千種 ホトトギス 201609
忽ちに三社祭の人となる 稲畑汀子 ホトトギス 201705
上の空三社祭の近づけば 今井肖子 ホトトギス 201706
三社祭父は神谷バーめざしゆく 大草由美子 春燈 201708
三社祭スカイツリーを蔑ろ 甕秀麿 201709
地下鉄の三社祭に人吐けり 森なほ子 あを 201807
ラムネ玉からんと三社祭果つ 大沢美智子 旬日 201808
大川はいつもの流れ三社祭 福島茂 201808
三社祭へ人のつづきぬオフィス街 黒滝志麻子 末黒野 201908
露地抜けて路地へと三社祭りかな 須山漁師 末黒野 201908

 

2021年5月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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