連 雀   15句

緋連雀一斉に立つてもれもなし   阿波野青畝   萬両

作品
作者
掲載誌
掲載年月
緋連雀ゐて禅寺の爪楊枝 高橋将夫 199912
絹雲のいつとしもなく緋連雀 西田美智子 200001
三十三才はた連雀のお命日 山尾玉藻 火星 200012
連雀の立ちて電線揺れのこる 木村てる代 雲の峰 200112
四阿に手斧の跡や緋連雀 原茂美 雲の峰 200112
緋連雀靄上がりゆく宇陀郡 中御門あや 雲の峰 200112
緋連雀木の芽ついばみつと立てり 小島三恵 酸漿 200705
はればれと大学の空緋連雀 中山純子 万象 200712
電線の旅の行方や緋連雀 梶浦玲良子 六花 200712
橋守の昼酒に降る緋連雀 山尾玉藻 火星 200811
もれるなく群れ翔ぶ形は緋連雀 豊田都峰 京鹿子 200812
新築の屋根に連雀初日浴ぶ 城下明美 ぐろっけ 201102
連雀や原戸籍まで逆戻り 石坂比呂子 ろんど 201401
武蔵野へ妣を慕ひて黄連雀 岸本順子 京鹿子 201601
黐の実に八羽も来たり緋連雀 衣斐ちづ子 201807
連雀の群れて飛び立つ表うら 菊谷潔 六花 202005
発つときは花散るごとき緋連雀 松田明子 202104

2021年10月28日 作成

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