落 花 7       89句

中空にとまらんとする落花かな    中村汀女

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
大瀬戸の渦の巻き込む落花かな 川口崇子 万象 201607  
藜の杖ついて落花の坂登る 西村しげ子 雨月 201607  
舞ひ上る落花もありて花吹雪 久保晴子 雨月 201607  
茶屋床几落花払ひてすすめられ 森脇貞子 雨月 201607  
城跡の落花の中に人を恋ふ 川上恵子 雨月 201607  
猪買ひのふるき町なり飛花落花 多方清子 雨月 201607  
飛花落花奥より出づる弓の丈 間島あきら 風土 201607  
夕さりの風吹き変はる落花かな 森清信子 末黒野 201607  
飛花落花雀も人と交はりて 湯本朱美 末黒野 201607  
堂守りは落花もろとも塵となす 丸井巴水 京鹿子 201607  
飛花落花土に還るや人もまた 後藤マツエ 201607  
古都絵巻水へと移りゆく落花 古賀しぐれ ホトトギス 201608  
秩父道落花しきりに石地蔵 本田武 やぶれ傘 201608  
袢纏の続く葬列飛花落花 田中道江 万象 201608  
とめどなく胸にとどくや峰落花 安原葉 ホトトギス 201609  
落花貼りつきて山水濡らす道 安原葉 ホトトギス 201609  
飛花落花おじさん無口屋台の夜 梨地ことこ 船団 201701  
山間をただよふ落花又落花 稲畑汀子 ホトトギス 201704  
一片の落花の誘ふ落花かな 稲畑汀子 ホトトギス 201704  
ひそやかに夜の落花のつづくとも 稲畑汀子 ホトトギス 201704  
傘閉づや落花一片巻き込みて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
一片の落花忌心乗せて舞ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
みよし野の落花絵巻に包まれて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
一片に誘はれ舞ふ落花かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
夕暮を誘うてゐる落花かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
落花見る如く見てゐし散紅葉 後藤比奈夫 ホトトギス 201705  
被爆地にけふも彼の刻飛花落花 荒井千佐代 201705  
吹き上げて天より舞へる落花かな 大橋淳一 雨月 201706  
応援歌とどく落花の老大樹 辻美奈子 201706  
落花より一頭の蝶離れけり 黒坂紫陽子 馬醉木 201707  
飛花落花被く菩薩や飛鳥山 岡田史女 末黒野 201707  
魚板古り皆仏の子飛花落花 藤浴博子 京鹿子 201707  
隣からの落花の嵩を掃きにけり 金森信子 雨月 201707  
飛花落花園児の声の洩れ来たり 成田美代 201707  
ひとひらの落花貼りつく摩尼車 増田幸子 万象 201707  
落花浮く地下鉄駅の水溜り 大木茂 万象 201707  
キリストの両の手広げ飛花落花 森清信子 末黒野 201708  
せきれいの歩み促す落花かな 安斎久英 末黒野 201708  
落花舞ふ梢を透きで昼の月 安斎久英 末黒野 201708  
ひと片の落花句作のペンの先 岡野里子 末黒野 201708  
一苑を覆ひ尽くせり飛花落花 加藤静江 末黒野 201708  
築山を一色に染め飛花落花 山崎稔子 末黒野 201708  
渋滞の中にもしきり飛花落花 遠山のり子 201708  
池心へと亀の背に乗る落花かな 橋本くに彦 ホトトギス 201709  
青空へ雲へと落花吸はれゆく 今橋眞理子 ホトトギス 201709  
午前九時宿の落花のはじまりぬ 山田閏子 ホトトギス 201709  
白妙の沙羅の落花に聴く法話 熊岡俊子 雨月 201709  
種蒔は畝に置くのみ落花生 田中とし江 201709  
沙羅落花惑はぬ様を眩しみて 佐俣まさを 春燈 201709  
落花生には手の届く席のあり 稲畑汀子 ホトトギス 201710  
とり合へず落花生より供されし 稲畑汀子 ホトトギス 201710  
寂色を見せざる娑羅の落花かな 石黒興平 末黒野 201710  
待ち合はす辻や落花の夏椿 鈴木礼子 末黒野 201710  
気化するに時間たっぷり飛花落花 鶴濱節子 船団 201802  
上ばかり見て足許の落花かな 稲畑汀子 ホトトギス 201804  
渦巻いて落花は江戸の空狭め 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
落花舞ひ上げて雀の降り立ちぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
一片の落花浴ぶより寿 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
落花舞ふ五重塔を越えたくて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
終の色風に放ちて落花舞ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
一篇の詩は一片の落花より 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
天帝の気息にとべる落花かな 竹下陶子 ホトトギス 201804  
落花霏霏わが青春の神田川 山本喜朗 雨月 201806  
南朝の御座所あとなり飛花落花 福岡芳子 雨月 201806  
平地なる鎌足の墳飛花落花 安田富子 雨月 201806  
盛衰の城の歴日飛花落花 安田富子 雨月 201806  
ロダン像落花の中の黒光り 岡本秀子 201806  
さよならはダンスの後に飛花落花 松井季湖 201806  
転た寝のライオンの腹飛花落花 秋岡美津子 201806  
ひひらぎの落花は白き直線に 松尾龍之介 201806  
落花積む岳温泉の桜坂 赤座典子 あを 201806  
県境の根雪に落花又落花 岡田桃子 201807  
飛花落花遊子の浜の夕さるる 浜福惠 風土 201807  
ゆるし合ふ人がとなりに飛花落花 津川かほる 風土 201807  
しばらくは伽藍に遊ぶ落花かな 谷田明日香 風土 201807  
落花浴びかもめの舞は水の精 望月晴美 201807  
満月と落花の舞を存分に 佐藤玲子 春燈 201807  
湯煙と卍巴の落花かな 市ヶ谷洋子 馬醉木 201807  
飛花落花江の島沈むほどの人 石黒興平 末黒野 201808  
飛花落花流れの速し神田川 鈴木昌子 やぶれ傘 201808  
走り出しさうな日月飛花落花 岩岡中正 ホトトギス 201809  
落花枝に戻らざる世の渦まきて 安田優歌 京鹿子 201901  
落花生どのアングルも私かな 鷺山珀眉 京鹿子 201901  
一片の落花といへど惜しまねば 安住敦の句 春燈 201903 『柿の木坂雑唱以後』
落花敷きつめて大川らしくなる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201904  
落花舞ふ宇宙狭めてゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201904  
一片の落花忌心載せて消ゆ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201904  
その上のその上の上より落花 稲畑廣太郎 ホトトギス 201904  
散り敷けば落花は句碑の伽として 稲畑廣太郎 ホトトギス 201904 落花→ 1

 

2019年4月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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