プ-ル     191 〈他季を含む〉

いろいろな泳ぎ方してプールにひとり   波多野爽波   舗道の花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
腰丈の子が父を追ふプール際 伊藤真里 ぐろっけ 199810  
一行詩とはプールの縦を平泳ぎ 鳥居真里子 船団 199812  
立冬や温水プールにカード挿す 島崎晃 遠嶺 199903  
冬のプール夜となる前の夕日泛き 岡本眸 199906  
花の夜の漣立てるプールかな 米澤光子 火星 199907  
中庭を灯して青き夜のプール 鷹羽狩行 199908  
月ひとり揺れゐる真夜のプールかな 長山あや 円虹 199910  
保育所のプール嫌いは親に似ず 長谷川鮎 ぐろっけ 199910  
知らぬ子も庭のプールに入り泳ぐ 花房敏 ぐろっけ 199911  
戸惑ひてプールサイドの黒揚羽 内野聖子 船団 199912  
陽光のプールの底に触れてみる 津田このみ 月ひとしずく 199912  
春プール曲に踊れる一コース 西山美枝子 酸漿 200004  
水眼鏡おでこに乗せてプール行き 高木伸一 六花 200007  
プールの泳者人柱に立つ号砲待つ 佐藤真次 200008  
プールには子の声沼に行々子 茂里正治 200009  
散薬あおしプール開きの肩にかな 村上友子 海程 200009  
児の好きなプール通ひに今日も終へ 林田加杜子 いろり 200010  
丸坊主プールで天に近くなる 西塚成代 六花 200010  
水抜かれ秋のプールの大矩形 河口仁志 200012  
十月やプールの底に子等遊ぶ 鈴木卓 風土 200101  
プール開きのプールサイドを一周す 小林あつ子 火星 200104  
声替り電車でプール通ひして 品川鈴子 船出 200104  
からつぽのプールの縁を春の猫 城孝子 火星 200105  
天仰ぐプールの雲に浮寝して 千田百里 200107  
プールより出て耳朶大き少年なり 能村登四郎 200108  
よくはしゃぐ子等はプール帰りかな 柴田美佐子 いろり 200109  
競泳を見つめるプール揺れにけり 笠松浩子 200110  
溺れ役真に迫れるプールかな 西山美枝子 酸漿 200110  
プール出るマニキュアの手にはづみ付け 西山美枝子 酸漿 200110  
髪絞り夜のプールに星こぼす 北川英子 200110  
へなへなと日盛りプール戻りの子 堀田清江 雨月 200110  
孫のある顔して犬のプール買ふ 勝野薫 ぐろっけ 200110  
高階の風呂に水はり児のプール 古井君枝 ぐろっけ 200110  
海の水塩入れたのとプールっ子 岡本幸枝 ぐろっけ 200111  
服のまま溺れぬ稽古プール騒 高橋大三 ぐろっけ 200111  
言い負けて潜るプールの青い底 児玉硝子 船団 200201  
鉄分の少し足りないプールの夜 鶴濱節子 船団 200202  
夜のプール水掻きまでもよく見えて 寺田良治 船団 200202  
折鶴をいじめつつ「どう、プールでも」 中原幸子 船団 200202  
冬のプール鯨を思ひ泳ぎけり 坂本俊子 200204  
乾ききるプールサイドに笹子鳴く 柿沼盟子 風土 200204  
老人がプールサイドに結集す 辻直美 200208  
プールの水張るを一日水泳部 青池亘 百鳥 200209  
峡の子の山のプールに泳ぎけり 平田紀美子 風土 200210  
母の胸に濡れ身ぶつけてプールの子 中島知恵子 雨月 200211  
太陽を取り合うてゐるプールの子 中島知恵子 雨月 200211  
水色に底を塗りたる冬のプール 佐藤喜孝 青寫眞 200304  
水騒ぐ宿のプールにみづすまし 吉成美代子 あを 200308  
水色のプールの底にアンパンマン 渡辺政子 雲の峰 200309  
みづかきがプールの淵にかかりをる 栗栖恵通子 200309  
昼寝子のプールのにほふ頭かな 山田美恵子 火星 200310  
プールの中老人歩き廻り居り 波多野葉子 200310  
保育所のプールにありつたけの声 上谷昌憲 200311  
青北風やプールさざ波あるばかり 藤田悦子 対岸 200312  
片付いて秋のプールとなりにけり 生方ふよう 200312  
分校のプール干されて秋の雲 徳田正樹 河鹿 200401  
御降りやプールサイドに鴉ゐて 丸山照子 火星 200404  
プール出しクラス全員したたれり 櫻井幹郎 百鳥 200407  
学校のプール満ちゐる祭笛 米澤光子 火星 200408  
一レーン歩行専用プールかな 山下青坡 200410  
わが体ずしりとプール出でしとき 中元英雄 河鹿 200410  
プール出て粗くなりゆく雨を浴ぶ 中根美保 風土 200410  
初月明りしたるホテルのプールかな 福盛悦子 雨月 200410  
世界の目集めアテネのプール開く 長谷川きくの 築港 200410  
湧水をくみおく犬のプールかな 久保田妙 百鳥 200410  
図書館とプールへ行きし秋立つ日 赤座典子 あを 200410  
顔つけて三秒がまんの児のプール 史あかり ぐろっけ 200410  
プール今深閑として闇の中 松山佐治彦 河鹿 200411  
プール出て両棲類の如く行く 下田栄子 対岸 200411  
病窓は秋のプールを見るところ 井上信子 200412  
温水プール秋の夜の透明度 高田令子 200412  
日溜りの水なきプール十二月 近藤栄治 200502  
トルコの湯ならぬプールの白い風 今井久良子 酸漿 200504  
暮色かな駅に室内プール透け 高橋道子 200509  
プール開き花火きらめき月消ゆる 福盛悦子 雨月 200509  
ぼろぼろの梅雨のプールとなり果てし 野路斉子 200510  
寒の入りプールの水中歩行かな 中村洋子 風土 200604  
女正月ジムのプールに集ひをり 中村晋子 百鳥 200604  
プールに溜つた空のかけらと雑草 瀧春一 瓦礫 200606  
猿出現リゾートマンションプール閉づ 赤座典子 あを 200609  
プール帰りの子のへなへなと空ろな目 堀田清江 雨月 200611  
いぼむしりおむつプールに入れない 東亜未 あを 200611  
ただ水着見せたきプールサイドの娘 志鳥宏遠 ホトトギス 200612  
女ばかり浮いて春昼のプール 片山タケ子 200705  
空のプールに松の影あり目借時 城孝子 火星 200707  
学校のプール開きややご掬ふ 下山田美江 風土 200708  
水脱いで青年プールを上がり来る 高橋悦子 200710  
温水プール女の重き身を浮かす 金井充 百日紅 200711  
木椅子乾くプールサイドの九月かな 横田初美 春燈 200711  
ゴムプール干して五箇山ぐらしかな 和田照海 京鹿子 200711  
箱入りの肌もプールにきつねいろ 荻野千枝 京鹿子 200711  
のけぞりてまだプールだと駄々を捏ね 岡野峯代 ぐろっけ 200711  
泳ぐ子を絶えず数へてプール番 原三猿子 ホトトギス 200712  
プールの子光掻き分け泳ぎ切る 大山妙子 酸漿 200712  
プール出る古希の重みを引上げて 都留嘉男 八千草 200712  
万国旗そよぎプールに残るこゑ 星井千恵子 遠嶺 200806  
春吹雪身のほぐれゆく温泉のプール 西山美枝子 酸漿 200806  
夜のプール水中歩行の列無心 能村研三 200807  
廃校のもう近寄れぬプールかな 小林奈穂 200808  
懺悔のごとプール歩行の列につく 能村研三 200809  
朝がたのプールの肩を猫あゆむ 戸栗末廣 火星 200810  
プール後に又も立ち寄る甘味処 有馬克代 200810  
いちれつに谷間のプール磨きにゆく 田島健一 炎環 200811  
ビニールプールひとつたたんで夏終る 服部早苗 200901  
新記録立ててプールの高拳 遠藤和彦 彩雲 200901  
晴天やプールに映る冬木の枝 大坪景章 火星 200904  
あふむけにプールに浮いて弥生尽 齋藤朝比古 炎環 200907  
青々とペンキ塗り替ヘプール開き 伊賀則夫 200908  
すっぴんのつきあひプール仲間なり 坂上香菜 200909  
世俗との境界線に夜のプール 高倉和子 200909  
飛び込みてプールの雲を崩しけり 苑実耶 200910  
日の暮れてプール矩形に戻りけり 川口襄 遠嶺 200911  
プール干すプール開きを前にして 鳳蛮華 200911  
学校のプール真平ら油蝉 大山文子 火星 200911  
足と腰後ろ歩きや夜のプール 大西よしき ろんど 200911  
夕野分プールにゆるるビルの影 波田野雪女 炎環 200912  
落花かな市民プールに水満ちて 小林成子 火星 201007  
放課後のプール青空の一頁 古屋元 201008  
プールより我が体重を引き上ぐる 佐藤和子 万象 201010  
浮き沈む白き貝殻ゴムプール すずき巴里 ろんど 201010  
しなやかに抜手を切りて夜のプール 栗本まつみ 201011  
プールより戻る途中のコロッケ屋 きくちきみえ やぶれ傘 201011  
ターンするプールの日の斑に手をつきて 柿沼盟子 風土 201011  
硬貨一枚プールの底をときめかす 菊地光子 201108  
張り切つて漕ぐ自転車やプールの日 高倉和子 201109  
号砲にしぶきの挙がるプールかな 近藤幸三郎 風土 201109  
二時間目プールの声は低学年 望月晴美 201109  
プールより保母が園児を引き抜きぬ 池田光子 風土 201110  
飛行船ビニールプールは水満てる 坂口夫佐子 火星 201110  
子を看視プールサイドの鍔帽子 長濱順子 201111  
登園の児等に準備のミニプール 堤節子 ぐろっけ 201111  
プールにて大きく歩く冬至の日 須賀敏子 あを 201201  
プール歩行裸眼にひとのみなきれい 竹内弘子 あを 201207  
獅子の子のつもりでプールに突き落とす 貝森光洋 六花 201208  
学校のプール空つぽ椎の花 天野美登里 やぶれ傘 201209  
歩くだけのプールなれども恙なし 吉田耕人 ぐろっけ 201209  
夕ぐれのプールは明かし蚊喰鳥 吉村さよ子 春燈 201210  
プール出て我が身の重さ持て余す 三橋早苗 ぐろっけ 201210  
抜手きる水の重さや夜のプール 斉藤マキ子 末黒野 201211  
水しぶくプール開きや子沢山 北村ちえ子 六花 201212  
三連覇のがすも爽やかプールの王者 松本アイ ぐろっけ 201301  
雲近き思ひ船上プールかな 千原叡子 ホトトギス 201303  
午後三時プールに蒼き疲れ見ゆ 川崎真樹子 春燈 201310  
園児らのプールにはしやぐ水しぶき 河合とき 末黒野 201310  
分校のプール水抜く夏の果 和田勝信 かさね 201311  
プールまで家出するごと持ちゆけり 池田喜代持 六花 201311  
耳栓をすれば波音夜のプール 今井春生 201312  
子供プール垣根に干され午後静か 向江醇子 ぐろっけ 201312  
力泳の敗者にプールの水重し 布川直幸 201406  
プール仕舞ひ水面を泳ぐ風小僧 布川直幸 201409  
プールの子水もろともに抱きあぐる 吉田万喜子 雨月 201501  
子供プールみな溺れしやうな騒ぎ 布川直幸 201507  
春夕べプールを占める家族連れ 赤座典子 あを 201507  
プールサイドデッキチェアーに脚投げて 松本三千夫 末黒野 201508  
ハワイアン夜つぴて流れ夜のプール 松本三千夫 末黒野 201508  
濡れ場なりプールの更衣室もまた 八木健 八木健俳句集 201509  
プールより水の足跡二歩三歩 大島英昭 やぶれ傘 201509  
プール掃除買つて出る子等じゃんけんぽん 斉藤裕子 あを 201509  
空よりも青きプールや子らはしやぐ 梅村すみを 201510  
ヘアピンがプールの底に夏終る 林昭太郎 201510  
プールの子と遠く目が合ふ嬉しさよ 近藤紀子 201511  
口尖るプールの授業なくなると 志方章子 六花 201511  
きらきらとプール開きの水の色 岡淑子 雨月 201511  
今日も温泉プールに聖樹点滅し 嶋田一歩 ホトトギス 201605  
泳ぐ浮く歩くプールに聖樹点く 嶋田一歩同 ホトトギス 201605  
プール歩けばうざうざと目地騒ぐ 原田達夫 201608  
プール満水投票所は列なさず 相良牧人 201610  
夜のプール今日の挫折をうやむやに 火箱ひろ 201709  
午後三時ちびつこプール終りけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 201708  
両手挙げプールの中へ滑り台 須賀敏子 あを 201709  
月さして鋼びかりのプールかな 松本三千夫 末黒野 201710  
プールより戻りて耳のやはらかし 倉和子 201712  
日課としプールには行け老の春 嶋田一歩 ホトトギス 201807  
七色の光ゆらゆら夜のプール 岡野里子 末黒野 201810  
水のないプールの底のとげとげし 阪野基道 船団 201811  
夜のプール自由な体とり戻す 高倉和子 201811  
夜は灯を湛ヘホテルのプールかな 大川ゆかり 201811  
いつまでもラッコのごとくプールかな 今井康子 201812  
かばの子の耳ぷるぱたと初プール 秋月祐一 船団 201812  
放課後のプール蜻蛉が水叩く 窪みち子 201902  
プールより出て耳朶大き少年なり 能村登四郎 201904  
浮きにくき水新しきプールかな 柿沼盟子 風土 201909  
泳ぎ子より大きな声のプール番 七郎衛門吉保 あを 201909  
警察学校プール静けき風わたる 笹村ルル 201910  
炎天のプールに誰も見ぬ大学 手島伸子 雨月 201911  
ペンギンといざ冒険ヘミニプール えとう樹里 201911  
月光を独り占めせり夜のプール 藤田美耶子 201911  
爺と遊ぶプールに付ける滑り台 廣田幸子 末黒野 201911  
春日差プールサイドの声響き 平田きみ 末黒野 202005  

 

2020年8月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。