男梅雨   66句

男梅雨つかこうへいの死去の報   斧田綾子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
真青なる空を残して男梅雨 小宮山勇 青胡桃 199905  
女梅雨なりしが急に男梅雨 松本圭司 199909  
男梅雨かくれて泣くは男にも 松井淑子 199909  
男梅雨カナリヤ膨れ眠るのみ 戸田春月 火星 200009  
一村を甕のごとくに男梅雨 柘植紀志子 200010  
男梅雨かな三日目は芦伏せて 能村登四郎 200108  
男梅雨灯ともして師の全句読む 渕上千津 200109  
肩すかし食はせておいて男梅雨 蔵持柚 銀化 200208  
台風を従へ来たる男梅雨 久保田雪枝 雨月 200209  
師を恋ふや海茫々の男梅雨 渕上千津 200310  
男梅雨裏参道の竹打ち合ふ 吉見文子 200509  
読み返す「火山地帯」や男梅雨 木原紀幸 河鹿 200510  
男梅雨馬穴に穴があいてゐる 木戸渥子 京鹿子 200510  
茫々と八十近し男梅雨 河内桜人 京鹿子 200510  
濁流となる川幅の男梅雨 水原春郎 馬醉木 200609  
嬉嬉として弾むワイパー男梅雨 辰巳比呂史 200609  
パチンコ百基乱打の如き男梅雨 有田蟻太 200609  
男梅雨その凝り肩へ塗擦薬 丸山冬鳳 京鹿子 200710  
北山の杉美しき男梅雨 坂本俊子 200808  
男梅雨晴雨兼用傘の売れ 浜田南風 200809  
おほぶりのたましひ惜しむ男梅雨 青山正生 200809  
きのふ夜駆けけふ朝駆けと男梅雨 窪田佳津子 雨月 200810  
一幹を雨だれ走る男梅雨 岩岡中正 ホトトギス 200812  
建礼門の星霜けぶる男梅雨 小澤菜美 200910  
男梅雨にワイパー忙しフォルテシモ 奈佐幸子 200910  
ずぶ濡れの鎌倉散歩男梅雨 遠藤逍遙子 風土 200910  
篁をさんばら髪に男梅雨 中島和昭 春燈 200910  
男梅雨風連れて来し昼下り 宇治重郎 200911  
男梅雨富士全容を現はせり 笹倉潤 ホトトギス 200911  
ことごとく竹を屈背くぐせに男梅雨 布川直幸 201006  
星散らし地球衝撃男梅雨 吉田克美 ろんど 201009  
山肌を深くえぐりし男梅雨 久保東海司 201011  
河辺なる殉職碑なり男梅雨 小澤菜美 201108  
きのふより野良犬が居る男梅雨 中山純子 万象 201108  
国邑の石斧の銹や男梅雨 和田照海 京鹿子 201109  
男梅雨箱根の山を濡らしけり 菅谷たけし 201109  
鍵の手に曲る国道男梅雨 上谷昌憲 201109  
男梅雨水分神の石一つ 和田照海 京鹿子 201110  
旅衣いくつ持たねば男梅雨 児玉有希 京鹿子 201110  
傘の柄を両手で持てり男梅雨 永田万年青 六花 201110  
噂など三日で消えぬ男梅雨 コ田千鶴子 花の翼 201111  
ごず降りてふ音凄まじき男梅雨 能村研三 201208  
男梅雨ジェットタオルの大き音 甲州千草 201209  
程々を願ふばかりや男梅雨 片岡良子 雨月 201209  
木挽町傘躱し合ふ男梅雨 臼杵游児 春燈 201210  
突然の豪雨が襲う男梅雨 早川周三 ぐろっけ 201210  
大雨と思へば晴れる男梅雨 早川周三 ぐろっけ 201211  
横たはる電柱古りぬ男梅雨 稲山忠利 ぐろっけ 201310  
おうおうと風を抱き込み男梅雨 甲州千草 201408  
大川の流れ豊かや男梅雨 水原春郎 馬醉木 201409  
山菜の天婦羅に塩男梅雨 黒木東吾 やぶれ傘 201410  
ハチ公の黙す渋谷の男梅雨 吉澤恵美子 春燈 201410  
男梅雨コーヒータイムを駅で持つ 児玉有希 京鹿子 201411  
駆け込んで大笊蕎麦や男梅雨 岩岡中正 ホトトギス 201412  
壇蜜と会ふも合はぬも男梅雨 佐藤喜孝 あを 201508  
波状なるプラザの屋根や男梅雨 甲州千草 201509  
捨て猫の洗礼岬の男梅雨 仙頭宗峰 万象 201510  
かく降りて禽声あをむ男梅雨 黒滝志麻子 末黒野 201510  
男梅雨マリア素足で立ち尽くす 荒井千佐代 201511  
棕櫚の葉に雨脚荒き男梅雨 前川千代枝 万象 201709  
男梅雨信長公記十六巻 小林共代 風土 201709  
東は空梅雨西は男梅雨 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
響動もして茅屋たたく男梅雨 秋葉雅治 201808  
峰里の雲上ぐらし男梅雨 和田照海 京鹿子 201809  
泣きたくもめそめそせずに男梅雨 遠山悟史 京鹿子 201809  
蒼空やあつけらかんの男梅雨 植村蘇星 京鹿子 201810  

 

2019年6月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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