御神渡 　　　19句


湖岸より赤子の声や御神渡り 　　　磯貝碧蹄館
作品
作者
掲載誌
掲載年月
金色の甍なりけり御神渡 栗栖恵通子 槐 200203
甲高く杜いでられし御神渡り 飯塚ゑ子 火星 200304
見えるもの見えないものも御神渡り 中野京子 槐 200403
一本のひかりの筋や御神渡 菅谷たけし 沖 200404
切つ先に朝光凛と御神渡 矢崎すみ子 沖 200405
ふるさとの御神渡東京にて俯瞰 飯田泰子 八千草 200408
御神渡り枯葦の辺に乗り上げし 中根美保 風土 200411
御神渡り鋭き光差し交す 中根美保 風土 200411
二つ現れひとつこまやか御神渡り 中根美保 風土 200411
水底に揺るる影あり御神渡り 中根美保 風土 200411
案内くれし人は見てゐず御神渡り 中根美保 風土 200411
地震去りて聞き澄ます心音御神渡り 呉文宗 春燈 200502
神官の沓ひかりけり御神渡 市川十二代 ぐろっけ 200604
見ゆるもの見えざるものも御神渡 中野京子 翁草 200710
恋路には星数多あり御神渡 川口襄 遠嶺 200805
御神渡真直ぐに続く師系あり 川口襄 遠嶺 201004
御神渡り報ずラジオの嗄れて 藤田かもめ ぐろっけ 201205
まづ男神降り立ち給ひ御神渡 和田華凜 ホトトギス 201807
バーコードを象つてゆく御神渡 柳川晋 槐 201904

 

2021年1月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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