沖 膾    19句


沖膾箸の雫や淡路島    言水

作品
作者
掲載誌
掲載年月
沖膾海女は濡れ髪手絞りに 皆川盤水 春耕 199809
海風を隠し味とし沖膾 雫槍紀代 199909
たつぷりの真水積み込み沖膾 江原正子 春耕 199910
入れ替る海猫の羽音や沖膾 香川はじめ 春耕 199911
沖膾寄せたる網にかもめ群る 皆川盤水 春耕 200008
船底に藻のゆらぎをり沖膾 棚山波朗 春耕 200109
青竹のぐい呑も出て沖膾 松井のぶ 200109
人妻の膝にこぼして沖膾 小柴しげあき 200207
潮の香をひと味加へ沖膾 小柴しげあき 200207
沖膾箸袋てふ一張羅 丸山分水 200309
船団にかもめのふゆる沖膾 堀博子 火星 200311
沖膾昨日のことを忘じたる 加藤みき 200407
舟を追ふ子連れの鴎沖膾 森下賢一 春燈 200409
夕砂丘骨こりこりと沖膾 淵脇護 河鹿 200509
暮れ待たで燈台廻る沖膾 石田厚子 馬醉木 200710
沖膾波のほかにはもう見えず 片山由美子 200907
沖膾戻りて修羅の人となる 吉村摂護 201009
豪快に一升瓶と沖膾 佐々木薫 かさね 201209
一湾に星散りばめて沖膾 石川倜子 馬醉木 201607

 

2023年7月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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