蚤    19句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
騒音の街のひと間に蚤跳ぶ音 丸山海道 海道全句集 199910
世紀終る虱や蚤が復活す 金子兜太 海程 199911
大ジャンプ蚤は谷間に消えにけり 高木伸宜 ヒッポ千番地 200009
山の気といふしん覚え蚤とべり 岡井省二 200105
牛角力仕切るに蚤を取る仕種 梅原美子 200309
蚤取りが夜夜の儀式でありしころ 川崎洋吉 遠嶺 200511
亡き猫の遺せし蚤の蹌踉ひ出 落合由季女 雨月 200610
体中ことに頭髪蚤の夢 東亜未 あを 201107
秘話一つ千人針に蚤虱 藤田かもめ ぐろっけ 201110
蚤取粉自滅の道を辿るなり 中原道夫 銀化 200008
ピッカピカの猫の蚤取り首輪だよ 松山律子 六花 200107
蚤取粉缶の転がる潮見小屋 金子きくえ 春耕 200109
蚤取り粉のふつと匂へり畳裏 四戸和彦 八千草 200712
己が身を蚤に貸与のホームレス 布川直幸 201507
日溜りの猫落ち着かず冬の蚤 小田嶋野笛 末黒野 202104

 

2022年5月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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