上り簗    16句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
上り簗空薬莢の落ちてゐし ふけとしこ 船団 200011
水撒きて鮎をとどむる上り簗 手嶋小夜子 200110
先陣を争ふ川鵜上り簗 駒井でる太 200206
青空に山のせまりし上り簗 高倉和子 200306
上り簗川にエプロンかけるごと 河村泰子 ぐろっけ 200309
天涯の嶺まだ白し上り簗 益本三知子 馬醉木 200705
上り簗活断層に槌の音 吉村摂護 200806
上り簗のがれて下り簗にあふ 高橋将夫 200912
上り簗大きな月の上がりけり 中条さゆり 201008
上り簗足あとのまだ新しき 海老根武夫 201109
上り簗谺は帰る処なし あさなが捷 201305
ひとの来て空のひらけし上り簗 深澤鱶 火星 201410
上り簗守りゐる長の緊張に 丸尾和子 雨月 201608
上り簗魚も時間も止められし 高橋将夫 蜷の道 201703
次々と夢を消し去る上り簗 高橋将夫 201705
上り簗音を集めてをりにけり 高橋将夫 201707

 

2023年2月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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