泣 初    16句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ゆっくりと語りて貰ひ泣き初め 北川孝子 京鹿子 199905
泣初の大き瞳となりしかな 佐藤博美 200012
泣初といふにぎはひもをさまりぬ 鷹羽狩行 200202
産声の泣初となる我が家かな 谷合青洋 酸漿 200304
泣き初めやトランプのババ引き抜いて 金森恭子 築港 200403
泣初めす劇中劇の再会に 吉田飛龍子 春燈 200503
泣初はやはり湯殿の嬰なりし 小澤克己 遠嶺 200601
花束をもて泣初の顔かくす 飛鳥由紀 200601
洒落吠えの積りの犬に泣き初めす 禰寝瓶史 京鹿子 200603
泣初の喪主挨拶となりにけり 金子つとむ ろんど 201001
泣初の声響かせる里帰り 小林和世 末黒野 201204
トランプに負けて幼ナの泣初す 久保晴子 雨月 201304
泣初の割れんばかりの目出たけれ すずき巴里 末黒野 201404
三人目の曾孫の泣き初め目の当たり 小川玉泉 末黒野 201503
泣初は嬉し涙でありたしと 稲畑廣太郎 ホトトギス 201512
二日はや先づは泣初め笑初 佐藤玲子 春燈 202004

 

2023年1月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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