寝 酒     20句

奉公にある子を思ふ寝酒かな   増田龍雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
箸使ひあやしくなりし寝酒かな 鷹羽狩行 200201
寝酒飲みたのしき夢をみたきかな 林田加杜子 いろり 200202
夢にまで悲しみが来る寝酒かな 高島鷄子 馬醉木 200304
寝酒飲む一部始終を子に見られ 松田都青 京鹿子 200603
雪の夜の寝酒にあはれすぐ眠く 長沼三津夫 200605
寝酒人量り御負けの底叩き 桑田忠男 遠嶺 200902
寝酒いま極楽気分夜半の床 字治重郎 201004
うとうとと除夜の鐘聴く寝酒かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201010
縁断つに自死とは狡し寝酒置く 布川直幸 201012
寄宿の子憶ふ寝酒となりにけり 寺岡ひろし 雨月 201104
晩酌のあとの寝酒も同じ銘 布川直幸 201112
一徹に生きて寝酒の好好爺 村田とくみ ぐろっけ 201205
寝酒してとりのこされしこころあり 山尾玉藻 火星 201212
東京が雪國になる寝酒かな 篠田純子 あを 201403
悩みあり少し多めの寝酒かな 溝渕弘志 六花 201705
枕頭に寝酒漱石サザエさん 平井奇散人 船団 201805
星の夜や寝酒に熱き卵酒 高木邦雄 末黒野 201904
友逝きてこの世狭まる寝酒かな 森田明成 201906
運使ひ果たしし顔の寝酒かな 三上程子 風聴くや 202003
ボルドーを寝酒と決めて霜夜かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202010

 

2022年1月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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