ねんねこ       67句

ねんねこに眠りネオンの彩に染まる  高島茂  軍鶏

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
ねんねこの嬰の首見えず戻りけり 能村登四郎 芒種 199911  
ねんねこに髪の丶と出て吾子眠る 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
ねんねこの中のいのちは風小僧 鈴鹿仁 京鹿子 200002  
ねんねこに海鳴遠き日暮かな 山田弘子 円虹 200002  
ねんねこに男の眉目そなへし児 細川知子 ぐろっけ 200003  
ねんねこの子と吊革に同じ揺れ 吉田陽代 200010  
ねんねこの人の後ろに坐りけり 堀内一郎 あを 200101  
ねんねこの子と挽臼の黍を挽く 水谷芳子 200103  
ねんねこや遙か鯨が哭くように 若森京子 船団 200105  
母の香のねんねこといふよき言葉 能村登四郎 羽化 200110  
ねんねこの襟よりあやす初笑 伊藤セキ 酸漿 200203  
ものごころつけばねんねこなかにゐし 中原道夫 銀化 200203  
ねんねこを片手はみ出す子守唄 熊丸淑子 馬醉木 200204  
ねんねこの身八口より子の足裏 佐々木スガ子 ぐろっけ 200204  
ねんねこに負へる児怖き「夢十夜」 竹内弘子 あを 200212  
ねんねこのなかの替へ玉すやすやと 朱間繭生 銀化 200301  
ねんねこや町の東に眼鏡橋 伊藤とら 雲の峰 200303  
ねんねこやばばとなりても母の欲し 阿部正枝 絵具箱 200304  
ねんねこや噛まずに飲みし飯や汁 篠田純子 あを 200402  
ねんねこの柄も平成十五年 後藤比奈夫 200404  
ねんねこのずしりと故郷水迅し 青山悠 200405  
ねんねこもゐて教会の畳の間 荒井千佐代 200406  
ねんねこの主きき耳たててをり 吉田明子 200502  
ねんねこの幼が覗く年用意 大塚民枝 酸漿 200503  
ねんねこの嬰にまた唄ふアヴェ・マリア 泉田秋硯 200503  
声立ててねんねこ笑ふ鬼子母神 大坪景章 万象 200504  
ねんねこの子供の頭強く反り 荻野みゆき 対岸 200505  
ねんねこに隣り合はせてあやしけり 神田恵子 200505  
ねんねこに声かけてゐる渡しかな 小山國雄 百鳥 200505  
ねんねこや漁船波間に失せゐたり 大山文子 火星 200602  
ねんねこの中の仕合はせ波の音 福井隆子 対岸 200602  
ねんねこの子守子の居る路地なかり 松崎鉄之介 200602  
ねんねこの小さきあくび母は知る 定梶じょう あを 200604  
狐火や壁にねんねこ掛かりあり 山尾玉藻 火星 200702  
背伸びしてねんねこの中のぞき込む 池崎るり子 六花 200704  
ねんねこのせなにキューピー子守唄 斎藤弘行 遠嶺 200804  
乳匂ふねんねこを着てポストまで 土屋利之 ぐろっけ 200806  
ねんねこは亡母の形見や畳紙 田下宮子 200901  
ねんねこの中に賢者は眠りけり 辻美奈子 200903  
ねんねこに寝息包んで寄合へ 陌間みどり 200905  
ねんねこや母の形見の羽織にて 大内佐奈枝 万象 201003  
夕支度児はねんねこの足をける 鬼頭佳子 201003  
ねんねこの稚の歯二本生え初むる 四條進 201004  
祖母が負ふねんねこばんてん赤が好し 定梶じょう あを 201008  
ねんねこや子育てのころ嫁の頃 辻直美 201202  
ねんねこのやや児ふくらかローカル線 酒井秀郎 返り花 201211  
ねんねこで負ひし娘は古希となり 八幡操 ぐろっけ 201302  
役終へしねんねこ今は深ねむり 田下宮子 201302  
ねんねこの児も演説を聞いてをり 細川知子 ぐろっけ 201303  
パツチワーク銘仙ねんねこ端布いれ 水谷直子 京鹿子 201303  
ねんねこにはづむ嬰の手遠嶺晴 植村一雄 201404  
ねんねこやいたづらな手のまた伸びる 山田佳乃 ホトトギス 201405  
ねんねこの心音母と子のマーチ 桑名さつき ろんど 201406  
ねんねこの中より顔を掘りだしぬ 貝森光洋 六花 201502  
覗く程ねんねこの子のもぐりけり 都留百太郎 末黒野 201503  
ねんねこやのぞく嬰子の手の小さし 羽賀恭子 201504  
ねんねこで育ちておんぶ知らぬ嫁 後藤マツエ 201602  
ねんねこを脱ぎてわが身のたよりなし 升田ヤス子 玫瑰 201604  
子を背負しねんねこ未だ捨てられず 井上正子 童女 201701  
駅裏はねんねこの町パン買ひに 中川句寿夫 ここのもん 201705  
ねんねこの雪の睫のはしやぎけり 大内和憲 万象 201705  
ねんねこの中のいのちは風小僧 鈴鹿仁 京鹿子 201801  
ねんねこの切りなく指を吸う赤子 松井季湖 201803  
ねんねこの外へ手が出て足が出て 高橋将夫 201804  
母絶えずねんねこの子に声かくる 森田明成 201906  
ねんねこの記憶どこぞに日向ぼこ 森祐司 201910  

 

2019年11月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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