寝茣蓙      15句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
新調の寝茣蓙を巻きて持ち帰る 中村祭生 ぐろっけ 200009
寝茣蓙敷き妻は寝返りくりかへす 永野秀峰 ぐろっけ 200111
寝茣蓙の香闇に寝返り打つ度に 堀田恵美子 雨月 200201
濡れ縁に寝茣蓙を敷いて居待月 本山卓日子 京鹿子 200302
放浪の旅に身を置く寝茣蓙かな 下平しづ子 雨月 200610
ほんのりと藺草香れる寝茣蓙かな 三入久子 酸漿 200809
手足延べ寝茣蓙の海に浮びけり 久本久美子 春燈 200810
正座して寝茣蓙に父の目覚めゐし 山尾玉藻 火星 201108
母います藺草の匂う寝茣蓙敷く 積岡典子 ろんど 201310
寝茣蓙かな風にとんとんしてもらふ 辻美奈子 201409
頬に付く寝茣蓙の跡やらちもなし 荒井和昭 201511
母横に移して寝茣蓙敷きにけり 柴田佐知子 201607
人間になれよと猫に寝茣蓙敷く 青木朋子 201610
せせらぎの浸み入る寝茣蓙巻きにけり 南うみを 風土 201810
一色海岸父母在りし日の寝茣蓙かな 大山夏子 202212

 

2023年7月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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