夏寒し      19句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
かたさうな煙が出でゐる立夏寒 奥田筆子 京鹿子 199908
王王妃ミイラとなりて夏寒く 村松紅花 ホトトギス 199910
夏寒く並びて夫婦ミイラあり 村松紅花 ホトトギス 199910
夏寒く馬俑兵俑倒れ伏し 村松紅花 ホトトギス 199910
城あれば牢ある国の夏寒き 村松紅花 ホトトギス 200010
夏寒き国の港に鴎と居 村松紅花 ホトトギス 200110
夏さむし裸灯一つの機織機 木内憲子 200208
夏寒し母三十で逝きし墓 森田春秋子 百鳥 200411
夫と云ふ柱なき日や夏寒し 西島みね子 八千草 200412
アスベスト・アルカイダー等夏寒し 舩越美喜 京鹿子 200512
夏寒し一寸先の落し穴 舩越美喜 京鹿子 200611
身の不運国の不幸や夏寒し 小澤克己 遠嶺 200908
夏寒き風穴を出て眼鏡拭く 伊藤紫都子 200908
夏寒しだし巻玉子頬張りぬ 赤座典子 あを 201007
朝もやのロスの空港夏寒し 松田和子 201009
アイヌ史に和人の横恣夏寒し 松川悠万 ろんど 201309
夏さむき水替人形盲縞 瀧春一 花石榴 201312
夏寒き北国の旅遠くして 稲畑汀子 ホトトギス 201505
蝦夷の夏寒き旅路を置いて来し 稲畑汀子 ホトトギス 201505

 

2023年7月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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