七 節     17句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
生きるとはこの七節の竹のいろ 三神あすか ヒッポ千番地 200005
汗かかぬ程度に歩くアオナナフシ 市場基巳 200010
妻看取りななふしのごと吹かれをる 守屋井蛙 酸漿 200011
ななふしと指されななふし枯れ始む 高村梢子 火星 200012
枯葉ごと七節虫を子が見せに来る 二神節子 200101
わめく声聞えず幼ななふしは 阿部ひろし 酸漿 200106
七節の幾節立てて怒りをり 谷合青洋 酸漿 200109
ななふしの枝うごき出す雨催 中谷葉留 風土 200209
七節虫やまこと小枝となりすまし 和田敏子 雨月 200311
竹節虫の竹の落葉に紛れけり 石田章子 200410
ななふしや枳殻の実のいろづきし 竹内弘子 あを 200411
立葵に触れてななふし気付きけり 外岡興子 200508
七節虫の機敏に動く秋の夜 吉成美代子 あを 200710
ななふしの不思議見てゐし木下闇 加藤美代子 炎環 200810
ななふしのつひに怒りて震ひけり 武田漣 炎環 200810
その上の糺ななふし枯れ初むる 山本耀子 絵襖 201404
ナナフシの寂しき影を連れ歩く 松井季湖 202003

 

2023年9月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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