夏 越    83句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
束解きて夏越の茅のふくらみぬ 渡辺政子 俳句通信 199909
神鶏の声ひびきあふ夏越かな 渡辺政子 俳句通信 199909
尾を噛める天丼の蓋夏越かな 中原道夫 銀化 199909
下賀茂の水の香りし夏越かな 川合広保 俳句通信 199909
積まれたる夏越の茅に昼の雨 渡辺政子 俳句通信 199909
大幣を裂きて夏越の神事果つ 神戸林和子 俳句通信 199909
夏越にて影を踏みぬく右の足 わたなべじゅんこ 鳥になる 200003
白紙に刃を入れて夏越かな 加藤みき 200007
霊の巫の流れに出でて夏越かな 岡井省二 200007
酒種の餡麺麭食らふ夏越かな 延広禎一 200009
木津川へ傘さしてゆく夏越かな 岡本高明 200009
土砂降りの松の葉匂ふ夏越かな 加瀬美代子 200103
名水の地酒積み上げ夏越祭 川田さちえ 200109
要釘失せてはじまる夏越かな 中原道夫 銀化 200209
御数横丁へ夏越の禊受けてより 毛塚静枝 200209
眠り満ち足りて夏越の盆の窪 朝妻力 雲の峯 200308
子を抱いて母も夏越の輪をくぐる 大関とし子 築港 200309
すつかりこけ顔へ夏越の黒麥酒 堀内一郎 あを 200309
薙刀の気合ひびけり夏越祭 藤田悦子 対岸 200311
共用のペンが一本夏越の森 丸山佳子 京鹿子 200409
夏越かな氏子総代威儀正し 志水芳秀 京鹿子 200409
耳うらに風吹いてきし夏越かな 杉浦典子 火星 200410
鍬がしら鍋がしら老い夏越過ぐ 酒本八重 里着 200506
早々と夏越形代届きけり 中村廣子 酸漿 200508
夏越終へインタビューを受けにけり 田中敬子 百鳥 200510
蝶のとぶ夏越の杜の昼しずか 江崎和子 栴檀 200510
鉾行事了へし安堵や夏越祭 和田照子 200602
木天蓼の風のまぶしき夏越かな 山尾玉藻 火星 200607
子宝を希ふ絵馬かけ夏越祭 金丸まさ子 四葩 200609
荒縄を水に浸せる夏越寺 田中英子 火星 200609
夏越祓穢れなき身と思ひつつ 楯野正雄 200610
御手洗に風鈴を吊る夏越かな 今越みち子 万象 200610
真言宗の十坊夏越に従へる 本城布沙女 雨月 200612
のこる罪あらじと漱ぐ夏越かな 本城布沙女 雨月 200612
夕映えの別の世にある夏越かな 本城布沙女 雨月 200612
広重の雨は斜めに夏越かな コ田千鶴子 馬醉木 200709
呉竹に雨の音きく夏越かな 雨村敏子 200709
人形の流れためらふ夏越かな 江本路代 酸漿 200709
椨の木を勇つてゐたりし夏越かな 石脇みはる 200709
さきぶれの夏越し太鼓や駆けゆかむ 荒井千佐代 200709
木綿裂いてはじまる夏越祓かな 丸山照子 火星 200710
身を反らし桴打つをとこ夏越の儀 伊藤憲子 200808
わだつみの夏越のあとの潮目かな 石脇みはる 200809
悔いることやめて生きなむ夏越の日 山田孝枝 酸漿 200809
常の事忙しく終へて夏越かな 芝宮須磨子 あを 200908
矢のごとき雨の降りくる夏越かな 片山由美子 200908
一盞のほろ酔夏越の風が知る 中尾杏子 200909
和菓子舗の夏越うひろう列に蹤く 山口キミコ 200909
勾玉に蒼き影ある夏越かな 竹中一花 200910
遠く住む子より祓へり夏越祭 木村公子 花貝母 200911
形代に妻の名の無し夏越かな 宮崎薫風 201005
山麓の夏越一礼深くせり 中山純子 万象 201008
夏越の儀畏み畏み申すとぞ 白石善子 雨月 201009
大木の名を尋ねゐる夏越かな 涼野海音 火星 201108
のど越しの荒き蕎麦食べ夏越かな 細川洋子 201109
藁の香の清し夏越の祓かな 杉本薬王子 風土 201209
鹿島なる夏越の雨となりにけり 北崎展江 くりから 201209
神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 風土 201210
いな遡る夏越の川の田越川 田中貞雄 自註句集 201301
海昏れてなほも明るき夏越かな 水野恒彦 夢寐 201306
かくれ滝現るる夏越の男山 大山文子 火星 201309
思ひ切り胸襟開く夏越かな 河崎國代 春燈 201408
百代の過客夏越の肉弁当 火箱ひろ 201409
夏越川夜も木の葉の流れけり 竹中一花 201510
雪洞の淡きを巡る夏越かな 安斎久英 末黒野 201511
注連かざる夏越の茅の輪くぐりけり 石橋邦子 春燈 201608
授かりし晴れ間をいそぐ夏越かな 西千代恵 雨月 201610
夏越の輪くぐりてゆらり宙へ出づ 犬塚李里子 201610
夕闇に人集ひくる夏越かな 野畑さゆり 201612
神官につづき奏上夏越受く 竹村淳 201709
拍手を身に響かする夏越かな 相良牧人 201710
夏越かな馬曳いて川にごり立つ 笹村政子 六花 201710
神杉を拝みて杣の夏越祭 上辻蒼人 風土 201711
糊つよきシーツ夏越の夜ならば 辻美奈子 201809
波除神社の獅子に夏越を願いけり 篠田純子 201902
生き生きと氏子はたらく夏越祭 河原敬子 201902
手作りの灯籠競ふ子の夏越 飯塚トシ子 201909
鳥居抜け夏越の風となりにけり 笹村政子 六花 201910
帽子手にくぐる夏越の大祓 堺昌子 末黒野 201911
夏越の輪くぐりさそり座くぐりけり 岸洋子 201912
夏越御飯ウイルス終息祈りけり 深川敏子 春燈 202009
持ち寄りの菓子に夏越の祓かな 廣畑育子 六花 202010
看取りゐて夏越神楽の胸にしむ 鳥居公子 202109

 

2022年6月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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