名殘の茶 (名残の風炉) 28句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
黒柿の棗の風炉の名残りかな | 堀江かつみ | 槐 | 199901 |
止め椀の冬瓜のすまし風炉名残 | 佐野美智 | 濱 | 200011 |
聚遠の庵に遊び風炉名残 | 藤田誉子 | 雨月 | 200101 |
おもたせの小布施栗菓子風炉名残 | 佐野美智 | 濱 | 200201 |
名残の茶玩具や自作表舞台 | 松村美智子 | あを | 200211 |
付け干しの香儚かり名残の茶 | 松村美智子 | あを | 200211 |
風炉名残伽羅の香残る一間かな | 竹内喜代子 | 雨月 | 200212 |
菓子の名は紅葉と決めし風炉名残 | 石丸恭子 | 馬醉木 | 200402 |
つくばひに添へある一花風炉名残 | 加藤京子 | 遠嶺 | 200402 |
箍を締め水張る手押し風炉名残 | 東亜美 | あを | 200412 |
待庵の隅の水差風炉名残 | 南奉栄蓮 | 風土 | 200512 |
山の端を遠く置きたる風炉名残 | 師岡洋子 | ぐろっけ | 200601 |
襟あしをやさしき日差し風炉名残 | 村田菊子 | 遠嶺 | 200602 |
風炉名残利休好みの茶入れもて | 木下ふみ子 | 馬醉木 | 200711 |
月光や風炉の名残の畳の目 | 西川織子 | 馬醉木 | 200810 |
金米糖ころげる畳風炉名残 | 坂本依誌子 | 春燈 | 200812 |
あらためて割り稽古する風炉名残 | 鈴木阿久 | 峰 | 200812 |
旅の途の一会たまはる風炉名残 | コ田千鶴子 | 馬醉木 | 201110 |
百客にとどく目礼風炉名残 | 品川鈴子 | ぐろっけ | 201209 |
風炉名残せむ菊炭の高き香に | 密門令子 | 雨月 | 201401 |
日の入りて名残の風炉や京干菓子 | 杉本綾 | 璦 | 201402 |
背負籠のくさぐさの花風炉名残 | 坂本依誌子 | 春燈 | 201501 |
てのひらに高台寺蒔絵風炉名残 | 中道愛子 | 槐 | 201501 |
風炉名残り亭主好みの布袋竹 | 神戸京子 | ろんど | 201501 |
竹林のひかり斑に風炉名残 | 吉田順子 | 槐 | 201812 |
床の間に杜鵑草活け風炉名残 | 瀬島洒望 | やぶれ傘 | 201901 |
風炉名残済んで炉の灰検むる | 瀬島洒望 | やぶれ傘 | 202101 |
雨音のまたも大きく名残の茶 | 諸岡孝子 | 春燈 | 202112 |
2023年10月16日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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